Nouns DAOで行われている提案の情報です。
Dustin Yellinというアーティストから購入した彫刻を展示するための費用を、DAOの財布であるトレジャリーから出すことが提案されています。
どんな彫刻なのか？Nouns DAOとは？などについて深掘りしていきます。

Dustin Yellinの彫刻とは

Dustin Yellin(@dustinyellin)は現代アートのアーティスト。
彼の作品は「Frozen Cinema」と呼ぶもので、ニューヨークのリンカーンセンターやワシントンD.C.のケネディセンター、ブルックリン美術館などで展示されています。

彼の彫刻は、フォトモンタージュと呼ばれる多数の小さなイメージや絵、雑誌やアートブックからの切り抜きを組み合わせて大きな作品を作成する手法を取り入れており人物の姿や自然を表現することが多いです。

Nouns DAOとは

Nouns DAOはブロックチェーン上に構築された分散型自立組織です。
「Nouns（ナウンズ）」と呼ばれる、毎日自動生成されるデジタルアート作品を管理し、その活動資金の仕様用途はNouns DAOの所有者を中心としたメンバーによって、提案・承認のプロセスを経て決定される集団管理の新しいモデルとなっています。

Zero Bond (NYC)での展示

彼の彫刻は、マンハッタンの人気クラブ、Zero Bond展示される予定です。

Nouns DAOに対し、展示の運搬や設置の経費としてDustin Yellin Studioから9ETHが要求されています。
貸出期間について この彫刻は1〜3年間、Zero Bondでの展示が予定されています。その後、他の場所や博物館での展示も考えられています。

Dustin YellinとNouns DAOのコラボNFT

Yellinは彫刻作品「Nouns」の完成を記念して、NFTを制作しました。
一次販売による総売上の15%（4.027ETH）はNouns DAO に寄付されました。
コラボNFTのOpenSeaはこちらから

最後に

デジタルアートの世界はこのように新しい動きや取り組みが続々と現れています。
マネタイズが一部の有名アーティストに限られるアートの世界において、DAOが資金を支援するというのは、DAOの存在意義を感じます。 アーティストだけでなく、アートに触れられる人も増え、人々を豊かにすることに繋がります。
今後、DAOやブロックチェーン技術がアートの世界にどのような影響を与えるか、その進化が楽しみです。

記事ソース
Frozen Cinemaの引用元URL