【AMA書き起こし全文】MAGO Mint『SLUM STARS』真護さん本人登場
- 2022/12/10 10:37
- コラム
- AMA, MAGO Mint, NFT, NFTコレクション紹介, palpal, SLUM STARS, かねりん, 長坂真護, 関口メンディー
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本記事は、美術家の長坂真護氏がファウンダーをつとめるNFTコレクション『SLUM STARS』について深く知りたい方向け。
『webZ guild presents AMA MAGO Mint「SLUM STARS」』の文字起こし全文(約1万3,000字)です。kindle本1冊相当に及ぶアツくて濃い情報をお届け致します。
長坂真護さんとの会話を中心に、雑誌のコラムのような内容になっています。NFTをまだ購入したことがない方も、コーヒータイムのお供にリラックスしてお楽しみください。
これを読めばMAGO Mintの運営チームの考え方やfounderの長坂真護さんの人柄、NFTコレクション「SLUM STARS」がガーナのスラム撲滅にどうつながるのか、一歩深く理解できるはず。
実際に私はこのAMAを聞いて長坂真護さんの言葉に興奮し、長坂真護さんの著書「サステナブル・キャピタリズム」や、NFTコレクション『SLUM STARS』をすぐに購入。気づいたら、この記事を執筆していました。長坂真護さんの行動力と、運営チームの心のこもった活動に感動する本当に素晴らしいコレクションです。
もう少しお手軽に情報を知りたい方は、まずは『AMA「SLUM STARS」ダイジェスト版』を先に読むのがおススメです。動画付きで長坂真護さんのこれまでの活動もわかりやすくまとめています。ぜひご覧ください。
それでは、AMA(※1)本文にいってみましょう!
- (※1)AMA=Ask Me Anything
- NFTプロジェクトの運営者が開くオンラインライブ配信。
「なんでも聞いてね。」とフランクな形で行われる事も多い。
【パート1】「スラム」をかっこいい言葉に
GLAYのTERUさん生歌でAMAスタート
MAGOミント前代未聞のAMA。
本物のGLAYのTERUさんが真護さんの横にいてピアノ+生歌「However」からのスタート。
※今回のAMAでTERUさんが歌うキッカケになった2人のセッション(参考イメージとして)
<関口メンディーー>
「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR」にも行って。本も読んでカルチャーショックを受けて。自分の視野の狭さとか、MAGOさんの活動のスケール感のすごさを感じてもっとがんばろうと思いましたね。
次の時代を作っていく人はサステナブルな視野がある人じゃないとって感じて。
<MAGO>
メンディーーさんは僕の絵本や書籍も買って読んで全部感想を頂いたけど。理解している人の感想でした。
絵本:「1枚の がようし」 最新著書:「サステナブル・キャピタリズム 資本主義の「先」を見る」
長坂真護の「パクリの美学」
<MAGO>
「パクリの美学」なんですよね。僕の本て。盗んでもらう人が増えるほどソーシャル(社会)で活躍する人が増えて地球がきれいになるって仕組みなんで。
<関口メンディーー>
本にも書いてありますよね。どんどんマネしてくださいって。
<MAGO>
競争原理って今までの資本主義で「パクられたら訴える」って考え方だったけど、僕のは「パクられたら地球がキレイになる」逆に、SLUM STARSが人気が出れば出るほど、このSLUM STARSの仕組みを全世界に届けたらスラムなくなるってことなんで。今回の僕の個展の特別内覧会で、TERUさんシークレットゲストで歌って僕がピアノ弾いてってのをインスタで公開したんですけど、あれってもちろん普通にギャラが発生する世界。
だけど「マジでスラム撲滅して欲しいから」って。マネージャーから最初TERUさんが歌うの「インスタにアップしないで!」ってアテンション(注意)が入ったんですけど。TERUさんがマイク持ったときに「いや。#スラム撲滅、やってくれるんだったら、みんな撮って投稿して!」って言ってくれて。
それで、はじまったんですよね。5万人くらいの人が見てくれて。やっぱりアーティストってすごいなって思って。まざまざと「アートがみんなをつなぐ」ってのを見せつけられて。その「みんなをつなぐ」ってのがさ、「先進国の音楽好き/アート好き」じゃなくてさ。スラムのみんなをつなぐってのがさ。「いやあ、Time has come! きちゃったな。」って。「そういう時代が来た」と。
「オレが絵を買ってもらってすごい」ではない
こないだもEXITの2人が僕のアートめっちゃ買ってくれて。それもなんでかっていうと「ボクらが発信すればスラムがなくなる可能性が増えるんでしょ?」って。5点くらい買ってくださって。
だから「俺が絵を買ってもらってすごいでしょ?」じゃなくてこの仕組み自体が伝達性が高いプロジェクトってことが露呈してるってことだと思うんですよ。
『SLUM STARS』とは?
<SORA>
私たちのプロジェクトの事を知らない人のために少し説明すると『SLUM STARS』は、長坂真護の第2弾のNFTプロジェクトになります。今回はMAGO君ご本人のではなくてガーナのスラム街アグボグブロシー(Agbogbloshie)というところに住んでいる子供たちや青年たちが自由な発想で作ったピクセルアート。これを私たちでNFTにしてフリーミント(※2無料でNFTを発行する仕組み)をして2次流通の売上手数料の50%を現地に還元して彼らの日々の生活から今後の夢の支援をするプロジェクトになっています。
NFTに詳しい人はわかると思うんですけど「フリーミント=ノーロードマップ」ってのが普通あるんですけど。私たちは現地の子たちにタブレット(IPAD)を渡して彼らの持っている発想とかクリエイティヴィティを発揮できるキッカケをまず与えます。
最新の技術(NFT)を通して社会貢献をできる仕組みをつくるのがMAGO Mintの目標でもあるし、MAGOくんもそういった目標がある。だから「フリーミント」=「ロードマップがある」という形になっています。
<MAGO>
いやあ、もう僕買おっかな!
<SORA>
私もめちゃめちゃ買いますよ〜。
<MAGO>
いや、ぼく負けないよ!
「スラム」をかっこいい言葉に
<SORA>
スラムにタブレットとかってそもそもない。そこも面白い仕組みになってますしMAGOくんって後進国って言葉嫌いじゃないですか。
<MAGO>
国境がなくなるんだよねインターネットって。だからすごい素敵だなって思って。タブレット買ってあげましたけど、それを数台渡すだけでクリエイティヴィティとかポテンシャルがどんどん増幅されていく。これって面白い。NFTって日本人に説明しても「頭痛くなる」とか「わかんない」って人いるけど、スラムの子たちに今回NFTのプロジェクトを説明したらすっごい理解してた。
「君たちの絵がインターネットの世界でデビューするんだよ。それはスラムっていう国境を超えて、色んな人がみんなの作品を見て理解してくれる人が絵を買ってそれが投資になるんだよ」って。説明したらめちゃめちゃ理解してた。
<SORA>
技術ってどんどん発展するってのはわかりますし、新しい発見につなげるって大事だと思うんですけど。人とか動物とかもそうですけど、取り残されないように今の問題を解決していく必要もあると思ってて。ある程度技術も彼らに分けていかないとって思ってて。
<MAGO>
教育とか情報の格差があること自体が不平等なんですよね。その人の持ってる脳みそっていうか、DNAのポテンシャルっていうのは同じなのに。むしろ筋肉とか運動神経とかは彼らの方が圧倒的に上なのに。機会がないだけで差ができるのはやっぱりおかしいし。
同じスタート台で「よーいドン」って走れるんだったいいけどさ。スラムは穴のあいたシューズで空気の抜けたサッカーボール蹴ってて。全然ちがうじゃないですか。だから僕の立ち位置ってのは、今回スラムの子たちのモチベーションあげるために1個描いたらとりあえず何百円かで1個買い取ったんですよ。
そのあとNFTローンチされたら転売益がずっと入りますけどスタート台まであげてハンディキャップ0にしてあげる。それはあっていいと思う。
「みんな同じスタートラインで戦おうぜ」みたいな。もっとおおぴらにいうとさ、才能あるなって思った子には上野の森美術館の壁、一個あげたんですよ。アブラヒムっていういいアーティストがいて。そこは平等っていうか。かねりんには言ったかもしれないけど、アブラヒムに将来抜かれる可能性ある。それくらいのいい絵を描いてくれてて。でも負けても、別にいやじゃない。平等に戦いたいっていうか。
今回のSLUM STARSも、言い回しは貧困地のことをさす意味だけど、僕、スラムってカッコいい言葉にスラングで変わるって感じがしてるんすよ。スラムってダサい言葉のイメージがあるじゃないですか。でも僕らが星をつけることによってなんかスラムってカッコいいよねって。それくらいの逆転現象が起きるような気がして。
今回はじめて言ったんだけどプロジェクトメンバーにSLUM STARSに名前にしたいって言われて一瞬「スラム?」って思ったけど、これ俺らがイカしてたら「SLUM STARS超かっこいい!」ってなるよねって。そう思ったからぼくはOKって言ったんすよ。現地のリアルアートはスーパースターズってタイトルなんですけど、なんかスラムってのがヒップホップで黒人文化が評価されてかっこよくなったじゃん。これに近いものを感じたから。容認したんだよね。
結果、ピクセルアートめっちゃかっこいいすからね。きちゃってるからね。これが3000個配布されるってのはさ。何があっても3,000個、俺が買い取りたいよね。
【パート2】NFTでチャリティーに革命
<palpal>
いやもう本当いい話ですね。めちゃくちゃ。MAGOさんの考えとか活動自体がWeb3の仕組みとすごいマッチしてるというか。まさしく平等からスタートできる。全員平等から。お金持ちだろうが、金なかろうが。
「たまたま生まれたところが違うだけでみんな平等だよ」っていうのをテクノロジー使って見直そうぜっていうのがWeb3なんですよね。うん。MAGOさんって「寄付して終わりではない」じゃないですか。事業投資でリサイクル工場作ったり、学校を建てて教育環境整えたりとか「永続的な相互関係」の仕組み作りですよね。
それもWeb3ならではなんですよね。企業とかに勤めてる人が上下関係とかなく、ファウンダーとかコミュニティメンバー、ホルダーがずっと相互関係で「対等の立場でみんなで盛り上げていこうぜ」っていうのが、MAGOさんがまさしくNFT出す前からされてることなんで。もうめちゃくちゃマッチしてて。それをまた見出したDainikiさんもすごいなって。さすがだなと思って。感動してるとこです。
<MAGO>
資本主義の一番何が悪いっていうか「ザ・資本主義」だな、と思うことは「ランニングコストの高さ」なんですよね。何するにしても。アーティスト売り出すときも「宣伝広告費」かかったりとか。
でも僕らMAGOミントは「ランニングコストがほぼスラムに使える」っていう構図なんですよ。今まで50%利益をスラムに落とすってことは、チャリティーじゃ絶対不可能。絶対無理だったこと。
それが可能になってるっていうのはお金の送金のしやすさとか。お金が見えるじゃないすか。今どれぐらいのフロア(※最低落札価格)でプライスが動いてるかとか。嘘も何もつけない世界じゃないですか。だからこれ(NFT)は本当に平等な世界を作るためにすごく必要なツールだなって思ったんで。NFTの世界に僕は突入してったんですけど。
<palpal>
いやあ。素晴らしいです本当に。何か別にWeb3のこととか、文脈とかすごく詳しく知ってなくても感覚的に今まで命がけで活動されてたことで、すごい感覚が普通以上に研ぎ澄まされてると思うんで。説明不要で「これだな!」っていうのを気づかれた感じだなと思いますね。
<MAGO>
そうかも。palpalさんの感覚もいいっすね。
<palpal>
ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。もう、もうこれだけでもう僕満足です。もうだまります(笑)
<みんな>
あはは(笑)
MAGOとNFTの出会い
<MAGO>
Dainikiさんちょっと喋ってよ。
<Dainiki>
あのね。いい話すぎて聞き入ってましたよ。NFTは1年半前とか最初の方から関わってて。すごいNFTが好きなんですよ。平たい言葉で言うと「盛り上げたい」っていつも思ってるんですね。
自分の思うNFTの盛り上げ方って「Web3頑張ってます」「NFT頑張ってます」っていうことじゃなくて。「Web1とかWeb2とか世界とかが結構ビビるぐらいのプロジェクト」をNFTの中でやらない限りは、本当の意味で盛り上がらないと思ってるんですよ。
そういった意味で、MAGOくんの話を聞いたり活動をずっと見てる中で、どうしてもこのNFTとかWeb3の世界に彼を連れてきたかったんですね。ただ、やっぱり最初に話したときに、もう50社ぐらいオファーが来ていると。「NFTという言葉も聞きたくない」っていうような状況だったんだけど。でもその後に「やっぱりもう一度話聞かせてくれ」って。
MAGOくんのスタジオに行ったときに、なんかね、スッゴイ嗅覚というか、感覚というのか。このスラムスターズの原点みたいなものはその時に、もう半年以上前に生まれていて。ブロックチェーンの技術の話とかをしたときに「だったらそのクリエイターフィーで彼らの生活とか夢を叶えることってできるよね?」みたいな。その時に言ってたんですよ。
<MAGO>
だから、どっちかっていうと僕の名前より彼らのため。「彼らを世界に出してほしい」ってお願いをした。
<Dainiki>
最初そうだよね。そう。
<palpal>
素晴らしいですね〜。
NFTは世界共通の信頼価値になる
<Dainiki>
なんかね、その最初の話でもう彼はブロックチェーンの使い方とか、Web3の拡張の仕方にもう気づいてて。そのとき、やっぱすごいなと思いましたよね。
<MAGO>
さっきの「Web3の世界に僕を引き込みたいって思った」っていうのは、すごい嬉しい。例えば、今まで人に気持ちを伝えるのに手紙で文字書いてたじゃないですか。これがEmailに変わって、2Gぐらいの速度があればアフリカにもメールを送れるようになったわけですよ。
だから、何が言いたいかっていうとテクノロジーの進化っていうのは、「僕らの生活を豊かにする」「身の周りのことを豊かにする」っていう話ではなくて。「世界の裏側まで気持ちを隅々まで届けることができる」それがテクノロジーの力だな、と思って。
だからね。今回のNFTっていう存在について。要はお金っていうものがあって、1万円って日本人は全員その価値がもう1ミリ単位でわかるわけじゃないすか。諭吉が印刷されていて。紙に。これを1万円だと思って1万円を渡したら「その日1日バイトします」みたいな。体が勝手に動いちゃうわけじゃないですか。
で、NFTっていうのは「世界共通の信頼価値」になりえる。可能性あるなと思ってんすよ。
<palpal>
間違いないですね。
<MAGO>
どこの地球人の観点から見ても、しっかり価値が担保されてて。「偽札が出てる?出てない?」「流通量がいくら?」これ全部わかる。こんなに裏表ない世界をテクノロジーが構築するっていうのは必然だと思ってて。この必然性に1番エンゲージメント率が高いのは「世界を平等にする活動」しかないんですよ。
だって隣の町にさ、NFT届ける必要ないじゃん。1万円持ってきゃいいじゃん。僕が書いた絵を歩いて持ってけばいいじゃないすか。アフリカなんて歩いていけないし、お金も送金もできないから。なんかNFTの正しい進化って、短期的な投資じゃなくてさ。
1stコレクション「Waste St. In NYC」
<MAGO>
僕らのNFTって何%でしたっけ?流通に出した人。類を見ない。ものすごく少なかったですよね。僕らMAGO Mintの最初のNFT。「Waste St. In NYC」
<Dainiki>
ものすごいですよね、数%とかでしたよね。
<MAGO>
数%って、多分ありえない数字なんでしょう?
<palpal>
かなり低いです。
<MAGO>
だから長期利用っていうか、投資家で言うところの短期的なデイトレーダーみたいな感覚から逸脱してさ。株の世界で言ったら「この企業の10年20年後の未来を見たい。」っていう感覚値にすごい近いんじゃないかなって。だからみんな手放さない。それだけ信用価値を置いてもらってる。
それは、僕たちのMAGO Mintの強みっていうか。コミュニティ力っていうか「コミュニティ愛」だなって思う。だから何かものすごい自信あるんすよね。ソーシャルで引っ張ってくんで。
スラム1国を僕らがなくす「オモロくない?」
<MAGO>
今日ね。ちょうど社員(ガーナ人)が19名になったんすよ。ミュージアムでのボードには「10名雇用しました」と書いてあるんすけど、この1か月で倍になったんすよ。
すごい嬉しいよね。そこに雇用が生まれてるってことですけど、何か一歩一歩じゃないですか。いやこれ1万人雇用できたらさ、例えばね。今日サチさんに話してたんだけど。「NFTよくわかんない」って言われて。そう。よくわかんないんだけど、とりあえず今、MAGO Mintのコミュニティが2900人ぐらいいるよねって。「これ3ヶ月前までゼロだったんだよ」って言って。
じゃあこれ、みんなが本当に拡散してみんながNFTの良さとか、コミュニティの持ってる本当の真価みたいなものを伝え続けて。例えば1万人会員が増えてさ。1万人が10万円のNFTを所有した時にさ。もう10億円だよねって。僕らは世界中にこのマインドを散布していくんですけど。10万人フォロワーができて、10万円のNFTに投資してくれたら100億円集まるんすよ。これが一瞬できるんですよ。どこの口座を通すこともなく。
クラウド上でしっかり集まって、僕らが投資して。多分、人類史上初。「スラム1国なくすプロジェクトが動く」っていう。これがなんかもう具体的に見える。
「オモロくない?」っていうこと。
<palpal>
いやあ(感嘆)最高ですね。
<メンディーー>
おもろいすね、すごいっすね~(ため息)
<MAGO>
だって、出来ちゃうんだよ?今までできなかったことが。国連でもJICAでもできなかったことが。「1個人のオタクみたいな僕らが、世界変える」っていう。……すごくない?
2ndコレクション「SLUM STARS」
<palpal>
いやあ〜もう最高です。めちゃくちゃ。次のセカンドのコレクションで、MAGOさんではなくて向こうの現地の子供たちに描いてもらうという発想も。もう最高ですよね。
<MAGO>
まあこれは、Dainikiさんのナイス舵取りだね。
<palpal>
素晴らしいですよねえ。
<MAGO>
だってセカンドのイベントプロジェクト、本当は違うやつだったんだよ。
<palpal>
あ、そうなんですね!
<MAGO>
でもこっち(SLUM STARS)にしてみて、こっちだわ!と思った。正直。うん。いい舵取りやん!って思って。
<Dainiki>
恐縮です。
<みんな>
(笑)
<MAGO>
いや~もっと胸張ってってくださいよ(笑)
俺たちが正しいNFTの使い方を教えるか
<palpal>
何かなんかやっぱりね。「寄付してあげた」「してもらった」という関係じゃなくて。
<MAGO>
そういうこと!
<PALPAL>
「現地の子供と肩組んでんだぜ俺らは!」ってホルダーとかも。
<MAGO>
そうそう!目線おんなじ!
<PALPAL>
それがめちゃくちゃ大事で。Web3ってそれであって。やっぱり。
<MAGO>
そう。だから「トップアーティストが何億集めて寄付しました!」みたいなの時代遅れなんで。
<PALPAL>
ですよね~。
<MAGO>
やっぱり、みんな人間の、命の、魂1個っていう単位変わらないじゃないすか。そこを、もうちょっと尊重すべきじゃない?
僕らリアルでも「寄付を1円も受け取らない」ってずっと言ってたんすよ。「なんでアフリカって言った瞬間に『恵む』っていう感情が出るんだ?」と。「それ自体がエラーですよ」って。「バグですよ!」って。「インテリジェンスのバグじゃない?」ってずっと言ってて。何かそれがやっと評価される時代が来て。
そこにWeb3とかNFTが降りてきて。「じゃあ、俺たちが正しいNFTの使い方を教えるか!」っていうので。なんか前も話したけどさ。Dainikiさんもプロデューサーだからさ、誰かアーティストを選ぶわけ。誰にするか選んでると思うのね。
僕を選んでくれたのは、NFTで無名だった僕を選んだ理由は、社会貢献度ですよね。売れるまでに使うカロリー同じなんだから、だったら「マジでスラムなくすかどうか」にかけてみる。自分の人生。命。でも、ここにメンディーーさんとか、SORAちゃんとか、palpalさんとか、かねりんとか望くんとか、全員。もうそういうマインドじゃん。
寄付では得られない「証明」
<MAGO>
NFT持ってる人とか僕のリアルアート持ってる人じゃないとさ。上がった瞬間に本当に喜べないじゃん。うん。なんかそのimproveなんですよね。その証明なんですよ、絶対。アートって存在が。1万以上の価値があるっていうか。1万円持ってても、何か寄付してもさ。「あ、俺のおかげだ」ってなんないじゃないすか。
NFT持ってたら「これです!」「これ持ってるからです!」ってのは簡単に言えますよね。
<メンディーー>
確かに証明になりますよね。
地球危機でも「この時代に生まれてよかった」
<MAGO>
その辺の期待感も平等。クオリティが高いし。スラムの子たちが正当にアーティストとして評価される。いい時代来たなあ~。なんかこの時代、結構もう地球危機だけど。「この時代に生まれてよかったな」と。むしろ、この過去10年つまんなかったかも?中途半端すぎて。
<かねりん>
タイミングもめちゃくちゃいいですよね。何かいろいろタイミングがいいし、どっちかっていうと、MAGOちゃんのやってきたことに時代が追いついたしね。その時にDainikiさんとか、ちゃんとした人がちゃんと見つけてくれたのもすごくタイミングもいいし、運もいい。
<MAGO>
なんかね。感覚的には、みんな資本主義で一生懸命頑張ってて、なんか見えない負債を背負ってたのよ。それはお金じゃなくて。
「SLUM STARS」の概要
<SORA>
ちょうど今ピンどめの3個目にある絵が一つ。
ホルダーはMAGOプロジェクトの理解者
<SORA>
MAGOくんもバタフライエフェクトのこととか、よく話すじゃないですか。私もやっぱり、このNFTのプロジェクトは大金的なことではなくて、やっぱり小さなことを積み重ねて彼らの将来に大きな影響を与えることを目標としているんですね。
なので、今回もNFTを主にミントできるのが、「Waste-St-in-NYC」のホルダーさん達なんですけど。なぜ彼らにたくさんミントできる権限をあげたのかは、やっぱり一番今コミュニティ中でMAGOくんの活動を理解してるし。うん。なので、そういったところで本来は、3つミントっていうのが多いんですけど、8個ミントできる権限を与えてて。
<MAGO>
流通させてね!みんな。だって俺がさ「ちょうだい」言ったら、くれなかったんだよ。
<みんな>
アハハ(笑)
<MAGO>
ひどくない?本当の話だよ。
<SORA>
買ってください(笑)
<Dainiki>
すいません、ちょっと2次流通を拾ってください(笑)
<palpal>
あはは(笑)
<MAGO>
「ちょうだいよ。Founderだから」って言ったら「いや、ダメです」って言われて。
<はっく>
2回か3回言われたんですけど、毎回すいませんて言って(笑)
<MAGO>
まあ、それくらい意志が強いメンバーってこと!だね。
<SORA>
そこはブレないですね。うん。フフ(笑)
<MAGO>
いや、買い漁るよ。いっぱい買おうと思ってますけど、ちゃんと流通させてね〜、みんな。じゃないと意味ないからさ。
<メンディーー>
僕もMAGOさんの上野の森の個展に行った後に、いろんなお話とかを聞いて。SORAさんの今の話とかも聞かせてもらって、素敵だなと思って。あの後にWaste-St-in-NYCの作品を一点買いました。
<MAGO>
わあ!ありがとうございます。
<Dainiki>
いやあ、嬉しかったな~(感嘆)
<MAGO>
どれだろう。どの絵なんだろう?
<Dainiki>
あの展示してる、あのモニターのやつですね。
<メンディーー>
そうです。上野にもあったやつですよね。これ。
<MAGO>
うれしい。うれしい。
「Waste-St-in-NYC」メンディーーさん購入の裏ストーリー
<Dainiki>
うれしいよね〜。なんかさあ。メンディーさんくらいのゲストだったらさ。もらってもおかしくないのにさあ。買ってくれててさ。いやこれ、裏話があって。メンディーさんって実はね。この前来てくれたとき、実は絵も買ってくれて。だから僕、なんかNFTとかをエアドロップとかした方がいいかな?と思って、SORAさんと話してたの。
そしたらSORAさんが「いや、メンディーさんは心で理解してくれる人だから必ず買ってくれますよ」とかって言ってくれて。
<みんな>
わはは(笑)
<Dainiki>
そしたら本当に買っててさ。
<MAGO>
すごいじゃん!
<かねりん>
さすがだ。
<Dainiki>
メンディーーさんかっこいいよね。
<MAGO>
メンディーーさんの人格ってどこでつくられたの?それがすごい気になるんだよね?かっこよすぎるよ。そんなスーパースターなのにさあ。
<メンディーー>
いや、全然大したことないっすよ。本当に。
<MAGO>
なんで?そのなんかファンデーションはどこから?お母さんが作ったの?すごくない?
<メンディーー>
母もあるのかもあると思うんですけど、本当に出会った人が周りにめちゃめちゃ恵まれてるし、僕すごいラッキーなんで。いろんな人に出会えてるってのはあるんですけど。でもやっぱりヒロさんは大きいと思いますね。なんか、やっぱヒロさんずっと謙虚なので。何だろうな、すごくギバーの精神というか、ギブの精神がある方なので。自分がこうしてもらったこととか、周りの人にもしたいな、っていうふうに思ってるだけですね僕は。
<MAGO>
はい!好感度しかあがりません。
<みんな>
わはは(笑)
<palpal>
言い方!(笑)
<Dainiki>
だけどね、行動から現れてるよね。
<palpal>
うん、その通りですね〜。
ブロックチェーンで時代を切り取り、アートにする
<かねりん>
でもやっぱMAGOちゃんのNFTって、プロジェクトなんだけど、人生が乗ってるから。なんかね、違いますよね。
<MAGO>
でも僕あれですよ。あんまりデジタル得意じゃないですけど、今回の最初の第1弾は、ニューヨークの背景が映ってんすよね。しかもなんか、本当に警察にマジで怒られて。
そのへん僕、料金に乗せてないですからね。そのリスク。でも何かやっぱ良かったなって思うな。「100年後、あの当時のニューヨーク」って写真ですからね。その時、もうゴミ問題ないかもしんないしさ。そういう歴史をアーカイブできるっていうところがすごい気に入ったのよ。
<メンディーー>
確かに(感嘆)
<MAGO>
歴史性のあるものって残るんで。時代を切り取ってるものだからさ。
<かねりん>
なるほど。
<MAGO>
うん。だから数々のストリートアーティストが、ずっと何十年も前からバスキアとか、キース・ヘリングとかが出始めて、まあそれ以降は真似したらもうなかなか出てこれないっていうか。ストリートアートやってもね。
でも、今回はストリートアートなんだけど、NFTなんで。そんな奴いないし。それはアーカイブとして残るし。そのへん本当面白いアプローチだったなーって。先にやれてよかったと。
<palpal>
ブロックチェーンで月日が全部残るし。
<MAGO>
ね!最高だよね。色んな意味で。
<palpal>
そうそう。最高、最高。
<MAGO>
だから歴史を感じるっていうか、残る可能性を感じるものってアートなんですよね。アートってさあ、1000年とか2000年とかぐらい残るんで。だからそこに共鳴してないとアートってただのイラストになっちゃうんだよね。
NFTもそう。そこに共鳴がないと、多分中身が浅いものになっちゃう。アートってやっぱり魂の部分なんで。「heart(ハート)」って「art(アート)」入ってるじゃないすか。H・E・A・R・T。それって「earth(アース)に残す」って僕は考えてて。「earth」にも「art」入ってるし。
<メンディーー>
なるほど。
<MAGO>
だからそういう仕事するのがクリエイターとかアーティストの仕事だと思ってんすよね。「それしたら、残る!」みたいな。アーティストは何万も生まれるけど、時代に残るアーティストはそういう人たちだと。
MAGOさんの活動は「教育コンテンツ」になる
<メンディーー>
あらためてMAGOさんに協力したくなりますよね、これ多分。聞いてる皆さんもそうだと思うんですけど。
<かねりん/palpal>
うん。うん。
<palpal>
今の時代に合ったやり方で地球をよくしてるっていうところで。すごく勉強にもなるし。めっちゃ勉強になりますね。我々webZ guildっていうのは1人1人が船長になれる状態やけど、「時代の針を先に進めよう」っていう思いに募ってて。「みんなで力を合わせようぜ」って、個々それぞれ活動してる人間が集まってるんすけど。
教育コンテンツとか、最新テクノロジーとか、そういうのを発信していけたらいいなと思ってて。例えばWeb3とかNFTの教育的なイベントとかもしたいなって思ってて。MAGOさんの話って、もう「教育」なんですよ。うん。
だから僕らが、誰か教育者やテクノロジー系の専門家と会っていろんな話をして、Web3とかNFTについてのイベントをやっていきたいなって考えてるんですけど。MAGOさんにも何かそういう対談とか、そういうのやっていただきたいなというぐらい。めちゃめちゃ勉強になるんで。ずっと聞いてるだけで。
<かねりん>
引っ張り出したいですね。
<MAGO>
Web3の世界に僕を連れてっちゃうんすね?
<palpal>
あはは(笑)
<かねりん>
何かWeb3っていうより「先に進める」っていうイメージで。
<palpal>
そうそう。
<かねりん>
別に3でもないんですよね。うん。
<MAGO>
そうだね!わかった。
<かねりん>
そんな感じなんで。一緒に色々やりましょう。
<MAGO>
謙虚に行きまーす。EXILEのヒロさんみたいに(笑)
<メンディーー>
あはは(笑)
<MAGO>
やりましょう。
終わり。