なぜPFP系NFT市場は爆発的に伸びたのか?
世界初のPFP系NFT『CryptoPunks(クリプトパンクス)』の誕生から数年後、NFT市場は爆発的に伸びました。
何故NFTをPFPにすることが爆発的に広がったのでしょうか?
※この記事はpalpal氏(@palpalNFT)の発信内容をEnamichi(@Enamichi1)が編集してお届けしています。
コロナ禍によるコミュニケーション手段の変化
コロナ禍において人々の暮らしは一変し、現実社会において自由にコミュニケーションをとることが出来なくなりました。
人々はSNSやzoomなどのオンラインツールを使ったコミュニケーションに夢中になりました。
またNintendo switchなどのゲーム機も売上を伸ばしました。
参考記事:最高益の任天堂が挑む、スイッチ「限界」超え
パンデミックにより社会生活が閉鎖されようとも、人は皆『自分がこの世に存在し何者であるかを表明し人と繋がりたい。』 という欲求は薄れないということが分かりました。
コロナ禍においてSNSが活発になる中、デジタルの世界で人々はさらに自分のアイデンティティを表明したくなります。
ある世界トップNFT投資家は言います。
『フォートナイトをプレイ中の甥っ子が友達と夢中になって自慢し合っている姿を見て、NFTはSNSにおけるスキンだと思い、ブームが来ることを確信した』
2021年、CryptoPunksは日を追うごとに高騰し、同年4月にはNFT界に新しい風が吹きます。
CryptoPunksは今や世界のマーケットメーカーの誰もが持っているNFTの一つになっています。
コミュニティとアイデンティティの表明
BAYCはPFP系NFTコレクティブとして初めてコミュニティを取り入れました。
人々はコミュニティ活動に夢中になり、BAYCをpfpにすることによってNFTはただのSNSのスキンではなく
『私はこのコミュニティのメンバーであり、同じ価値観を共有しています』
と、表明することに喜びと興奮を感じます。
その後pfp系NFT市場は爆発的に伸び、さらに多くのインフルエンサーや起業家、web3以前に大成功を収めた事業を全て売却してweb3に全てを捧げる経営者も現れました。
市場が広がるとともにNFTユーザー人口は加速し、さまざまな思想や理念を掲げたプロジェクトが現れます。
NFTユーザーに、NFTの良さは?と尋ねると
多くの人が 『人とのつながり、コミュニティが楽しいから』と答えます。
そう、多くのNFTユーザーは自分が所属するコミュニティを愛し、アイデンティティを表明したいがためにNFTをpfpにする事に夢中になっているのです。
アイデンティティだけでなく、
『自分はこれだけの資産を持っている』
『流行りのNFTをPFPにしているイカした自分』
という見栄もあるでしょう。
そういう見栄も、遺伝子レベルで多くの人が持っている本能からくると言われており、当然の形です。
テクノロジー革命により変わる世界
世界中でPFP系NFTが量産されてピークを過ぎた今、次はどの様なPFP系NFTを活用した『アイデンティティの表明』の波がくるのか?
フォートナイトの様なゲーム内メタバースの世界なのか?
また違ったものなのか?
この様なテクノロジー革命に立ち会えてとてもエキサイトしています!
ライター所感
社会的地位や人種を超えて世界のトップ層と繋がることができるNFTのコミュニティは、まだ何者でもない一般人でもワクワクできる場であり、アイデンティティを表明をするには打ってつけです。
一方、どうしても強い影響力をもつリーダーやインフルエンサーに意見を引っ張られやすいため、「エコーチャンバー(自分と同じ意見があらゆる方向から返ってくる「反響室」のような狭いコミュニティ)に入ってしまっていないか?」ということに気を付け、 入っているとしてもその自覚を持ちつつ、テクノロジーがもたらす新しい世界を楽しもうと思います!
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