【ハードウェアウォレットレビュー】OneKey ClassicとLedgerの比較
- 2023/5/14 18:08
- セキュリティ
- Ledger, OneKey, ハードウェアウォレット, 比較
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暗号資産ウォレットには、個人資産を保管するために必要な鍵が格納されていますが、詐欺やマルウェアなどの攻撃から鍵を守るためにはハードウェアウォレットを使うことが一番有効な手段です。
なぜハードウェアウォレットが鍵を守るのに有効なのか?については 以下の記事が参考になります:
>ハードウェアウォレットとは?選び方やメリット・デメリットを解説
今日の記事では、先日参加したイベントで抽選で当たりを引いたハードウェアウォレット「OneKey Classic」の紹介と、同じハードウェアウォレットのLedgerと比較を行います。
結論から言うと、
- OneKey Classicが合う人はこんな人
- ●コスパがよいハードウェアウォレットが欲しい
●軽量なカード型のハードウェアウォレットが良い
●英語サイトでも問題なく購入や問題解決ができる
ウォレットのセキュリティに関心がある方は、この記事を読んで、ハードウェアウォレットを買う時の参考にしてくださいね。
OneKey Classicとは?
OneKeyはCoinbaseなどから出資を受けているオープンソースのハードウェアウォレット会社です。
OneKey公式ページ:https://onekey.so/ja/
3種類のハードウェアウォレットを展開していて、今回紹介する「OneKey Classic」は真ん中の性能になります。
OneKey Classicの機能の紹介
軽量
重さ:20.5g
サイズ:86 × 52 × 5.2 (mm)
最薄部の厚み3mm
名刺と同じくらいのサイズ感
材質:プラスチック
Bluetooth、バッテリー搭載
バッテリー搭載で単体でも動作可能
Bluetoothも搭載なので、スマホの暗号資産ウォレットとの連携もできます。
全プラットフォームに対応
iOS、Android、macOS、Windows、Linux、ChromeOS など、好きなプラットフォームで使えます。
サードパーティ ソフトウェアとの互換性
MetaMaskなどのウォレットにインポートして使えます。
>OneKeyを使ってMetaMaskに接続する方法(外部サイト)
OneKey Classicの購入とセットアップ方法
OneKey Classicの購入方法
必ず公式オンラインストアから購入しましょう!
メルカリなどで中古品を購入するとマルウェアが仕込まれてる危険性があります。
OneKey Classicのセットアップ手順(iOS/Android/PC)
OneKey ヘルプセンターが日本語対応しているので、参考にしてください。
今までハードウェアウォレットを使ったことがある人であれば10分ほどで完了できます。
>OneKey初期ハードウェアウォレットのアクティベーションチュートリアル(外部サイト)
Ledgerとの比較
Ledger製品と価格と機能を比較して表にまとめました。
OneKey Classicの価格はLedger Nano S Plusと同じくらいですが、機能はワンランク上のLedger Nano Xと同等です。
OneKey Classicはコスパは良さそうです!
Ledgerは色んなカラーを展開していてスタイリッシュなデザインです
ハードウェアウォレット | OneKey Classic | Ledger Nano S Plus | LEDGER NANO X |
メーカー | OneKey | LEDGER | LEDGER |
価格 (税込み、送料別) | 12,080円 (89USD) | 12,499円 | 23,999円 |
カラー | ブラック | ブラック オレンジ パープル | ブラック オレンジ スケルトン ブルー ホワイト |
重さ | 20.5グラム | 21グラム | 34グラム |
Bluetooth対応 | 対応 | なし | 対応 |
バッテリー | 搭載 | 非搭載 | 搭載 |
表示 | モノクロ表示 128×64 px | モノクロ表示 128×64 px | モノクロ表示 128×64 px |
コネクター | USB-C | USB-C | USB-C |
購入サイト | OneKey販売サイト 英語のみ | Ledger販売サイト 日本語対応 | Ledger販売サイト 日本語対応 |
購入サイトの比較
OneKeyの購入サイトは英語・USドル表示になっていて、英語が苦手な人には抵抗があるかもしれません。
一方でLedgerの購入サイトは日本語・日本円表示に対応しています。
セキュリティ面の比較
ハードウェアウォレットのセキュリティ規格はLedgerが「CC EAL5+」、OneKeyが「CC EAL6」に該当します。
何が違うのか調べてみましたが、検証した範囲の広さが違うだけで、大きな差はなさそうです
コモンクライテリア(Common Criteria, 略称 CC)とは、コンピュータセキュリティのための国際規格です。
wikipedia.org|コモンクライテリア
IT 製品や情報システムに対して、情報セキュリティを評価し認証するための評価基準を定めています。
評価保証レベル (EAL, Evaluation Assurance Level)は製品の開発過程全般をカバーする保証要件のパッケージであり、7段階あります。 (EAL1~EAL7)
より高い EAL が必ずしも「より良いセキュリティ」とは限らず、主張しているセキュリティ保証がより広範に検証されたことを意味するに過ぎません。
操作性の比較
OneKey Classicは形がカード型に対し、Ledgerは最上位のStaxが以外はUSB型です。
OneKeyはボタンが正面にあり片手で操作できる一方、Ledgerは側面2か所のボタンを押す必要があるので両手で操作する必要があります。
ここは好みが分かれるところですが、個人的にはOneKey Classicの方が操作性は良いと感じました
サポート体制の比較
メーカー | サポートページ | サポートページ以外 | サポートページ |
OneKey | 日本語対応 | ヘルプセンターのお問い合わせフォーム | OneKeyヘルプセンター |
Ledger | 日本語対応 | YouTube MediaoDAOのDiscord(日本語対応) | Ledgerサポートページ |
公式サイトのサポートページ
OneKeyもLedgerも公式サイトは日本語対応しています。
基本的なセットアップやエラーはサポートページを確認してみましょう。
OneKey日本語ヘルプセンター:https://help.onekey.so/hc/ja
Ledger日本語サポートページ:https://support.ledger.com/hc/ja/categories/4404369571601?support
サポートページを見ても解決しない場合
■OneKeyの場合
OneKeyはヘルプセンターの「リクエストを送信」→「ハードウェアウォレット」を選択して、フォームになるべく詳しく情報を書いて送信します。
一部中国語のままですが、「硬件設備」=ハードウェアデバイス、「版番与型号」=モデルとシリアルナンバーのことです。
■Ledgerの場合
Ledgerはサポートページ以外に、3つの確認方法があります。
- YouTube
https://www.youtube.com/Ledger
全編英語ですが、字幕を「日本語」に変更できます - Reddit
https://www.reddit.com/r/ledgerwallet/
やりとりは英語になります - MediaoDAOのDiscord内の「ledger質問、相談」チャネル
Ledger Japanの担当者に日本語で相談できます
MediaoDAO Discordの招待リンク:https://discord.gg/zuCFAnFD
MediaoDAO「ledger質問、相談」チャネル:https://discord.com/channels/900029842450415636/1012371104284823602
英語が苦手な人にとって、Ledger担当者に直接日本語で問い合わせができるのは大きな利点ですね
まとめ:英語に抵抗がなければ、OneKeyはコスパがイイ!
- OneKey Classicが合う人はこんな人
- ●コスパがよいハードウェアウォレットが欲しい
●軽量なカード型のハードウェアウォレットが良い
●英語サイトでも問題なく購入や問題解決ができる
OneKey ClassicはLedgerと比較しても遜色ない機能を備えているハードウェアウォレットです。
価格も手ごろで操作性もイイです。
英語に抵抗がない人であれば、かなりコスパがイイのでは!
一方で、「日本語サポートがあった方が安心」という人はLedgerの方が日本語でのサポート体制が整っています。
※2023年5月時点
ハードウェアウォレットを選ぶ時の参考になると幸いです✨
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡サッ