全米最大のスポーツイベントといわれるスーパーボウル。毎年注目されているハーフタイムショーに、話題のNFT BAYCを所有しているラッパーのEminemとSnoop Doggが登場することが決まり、ネット上ではショーにBAYCを組み込むのではないかという噂も出回っています。
それほかにも、観戦チケットと一緒に記念NFTが発行されることになりました。また、仮想通貨・NFT関連の企業の大規模なプロモーションも予定されています。今年はブロックチェーン関連の話題が主役になるかもしれません。
スーパーボウルのチケットと一緒に記念のNFTを発行
全米最大のスポーツイベントスーパーボウル。2022年2月14日 月曜日 8:30(日本時間)にロサンゼルスのSoFiスタジアムで予定されています。
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)とチケットマスター社の提携により、今年、参加者はチケットと一緒に記念品のNFTを受け取ることができるようになりました。この発表に伴うプレスリリースによると、NFTには観客個別のセクション、列、座席が記されているとのことです。
NFLは当面、NFTを「デジタル記念品」として発行していますが、「将来のチケット販売やイベント参加機会のために」このスペースを評価していると、リーグのクラブビジネス開発担当SVP、Bobby Galloは述べました。
「特にシーズン最大の試合では、チケットの半券を集めることがファンの楽しみとなっています。カスタマイズされたスーパーボウル用NFTを提供することで、試合観戦の体験をより充実させることができます」とGalloは付け加えました。
NFLは、ファンへのお土産用NFTに加え、スーパーボウルLVIに向けて、7種類の歴史的な記念NFTシリーズも発売しています。2月6日から2月13日まで毎日1枚ずつ発売され、スーパーボウルLVIの現在のチケットアートワークを使用したNFTが発売されます。
また、参加チームであるロサンゼルス・ラムズとシンシナティ・ベンガルズのNFTも公開されており、勝利したチームには試合後にNFTが贈られる予定です。
注目はスーパーボウルで仮想通貨・NFT関連企業のプロモーション
イベントに合わせてブロックチェーン関連各社による大きなプロモーションが行われる予定です。
今年のスーパーボウルLVIの広告のコストは、わずか30秒で650万ドルともいわれています。仮想通貨取引所のFTXとCrypto.comは、その広告枠を購入しました。
「私たちは、知名度という点で、本当に遅れているんです。暗号に初めて関わろうとする人がいても、FTXのことを知らないことがわかりました」と、FTXのCEOであるSam Bankman-Fried氏は昨年11月のライブイベントでDecryptに語っています。
「さまざまなスポーツに参加することで、すべての人の心に届くようになります。スーパーボウルは、多くの人に届知ってもらうための、一歩となります」と、Crypto.com CEOのKris Marszalekは語っています。
またこれ以外にも、今年のスーパーボウルで見られる多くの企業がNFTを活用してプロモーションを行うかもしれません。
例えば、先週、バドライトはTwitterのプロフィールとしてNouns NFTを使い始めましたが、このNounsの画像がバドライトのスーパーボウル広告に表示される可能性もあります。
このほかにも、いろんな企業がプロモーションを仕込んでいるかもしれません。
試合そのものも楽しみですが、今年のスーパーボウルはNFT・仮想通貨関連でどのようなマーケティングが繰り広げられるかも楽しめそうです。
出展:
Tickets to This Year’s Super Bowl Will Come With Souvenir NFTs
Crypto Ads Set to Invade Super Bowl 56