合同会社WaterGate代表の杉村(@naokichipocket3)氏が中心となり、2022年1月に設立された団体「牡蠣若手の会」がNFTを活用した牡蠣の販売を行っています。
本記事ではその紹介をしていきます。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得・勧誘を目的としたものではありません。
「牡蠣若手の会」
「牡蠣若手の会」は日本の牡蠣業界の抱える問題を解決し、牡蠣漁師が稼げて憧れるような職業に変えることで、牡蠣産業を持続可能な産業にすることを目指すとしています。
団体には宮城県、石川県、徳島県、広島県、福岡県、鹿児島県の設立者と漁師が所属しており、互いの産地を訪問して知識を高めあったり、試食会などのイベントの開催を行っています。
公式Webサイト https://kakiwakatenokai.com/
Eat to Earn
「牡蠣若手の会」のECサイトにて商品を購入し、「牡蠣ポータル」という専用サイトで注文番号と購入者の電話番号を申請するとKAKIコインがもらえます。
コインの枚数に応じて「AbyssCrypto Rising」というNFTコレクションが入手可能になります。
このNFTは、保有していると「牡蠣若手の会」の商品を常に5%オフで購入できるというユーティリティ付きNFTです。
OpenSeaでもNFTの購入が可能です。
OpenSea:https://opensea.io/ja/collection/abyss-crypto-rising
牡蠣のバスケットオーナー権
これは「牡蠣若手の会」に所属する徳島県鳴門市の牡蠣漁師の悦氏(OysterProfessional社)が養殖する牡蠣バスケットのオーナー権です。
生産される牡蠣は徳島県鳴門市のブランド牡蠣「渦潮チャンピオン」となります。
この権利の内容は以下の通りです。
- 価格:50,000円
- 受付期間:2023年8月31日まで
- 牡蠣が2024年9~12月に合計50個の牡蠣が自宅に届く
- 牡蠣の郵送回数は年に2回か3回か選べる
- アルコールを送った場合、牡蠣養殖棚と一緒に海底に沈めて熟成させ、牡蠣と一緒に送られる
- オーナー権NFTが送られ、成長過程とともに月1回その画像が変化する
ふるさと納税「牡蠣×NFT」
徳島県鳴門市のふるさと納税に、牡蠣12個とNFTが届くふるさと納税が開始されています。
- 開始期間:2023年5月19日~2023年12月30日
- 販売数量:100口
- 楽天ふるさと納税:https://item.rakuten.co.jp/f362026-naruto/wg001/
- ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/36202/5783151
NFTの特典は以下の3つです。
- 「牡蠣若手の会」で限定巨大岩牡蠣の渦潮キングが購入可能
- 鳴門市のOysterProfessional社訪問時に牡蠣を1個もらえる
- コミュニティ「カキタベタイ」に参加できる
公式リンク一覧
- 杉村氏Twitter:https://twitter.com/naokichipocket3
- 牡蠣若手の会Webサイト:https://kakiwakatenokai.com/
- 牡蠣ポータル:https://oyster-773ce.web.app/
- AbyssCrypto Rising ミントサイト:https://abyss-crypto-rising.vercel.app/
- AbyssCrypto Rising OpenSea:https://opensea.io/ja/collection/abyss-crypto-rising
ライター所感
「牡蠣若手の会」の取り組みで印象に残ったのが、牡蠣を買っていくとNFTが入手できるという点です。
多くのNFTプロジェクトでは、買ったNFTに対してユーティリティが付きます。
つまりNFTを販売するためにユーティリティをつけているわけですが、それに対し「牡蠣若手の会」では牡蠣という商品を販売するためにNFTを活用しています。
アプローチが多くのNFTプロジェクトと逆です。
牡蠣の販売という主軸がはっきりとした取り組みで、いかに牡蠣産業を大切にしているかを感じることができました。
NFTの販売に囚われていないことが、これからのNFTの活用事例として注目したいポイントです。
ただ、牡蠣の産地に近いエリアに住んでいる筆者からすると少し高価な印象。
NFTを取得するという楽しみと取得後のユーティリティを考えると、この値段を払っても良いかなと思ってしまう。
NFTが絡むと少し財布のヒモがゆるんでしまいそうです。