【web3上に農村をつくる】tomajo DAOが仕掛けるNFT「Crypto Japan Agri」

本記事ではtomajoDAOが発行するジェネラティブNFT「Crypto Japan Agri(通称:クリプトJA)」について紹介します。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の取得・勧誘を目的としたものではありません。

tomajo DAOとは?

「web3上に農村をつくる」をコンセプトに、ファウンダーであるとまたろう(@taishi_toma)氏が発足させたプロジェクトです。

農家は作った農作物が誰に消費されているか、また消費者は食べている農作物の生産者を知りません。
現代社会において農家と消費者は互いに認知できず、お互いに距離があります。

この距離を埋めるべく発足したのがtomajoDAOです。

コレクション概要

「Crypto Japan Agri」は「農家とつながれるNFT」です。
「Agri」は「Agriculture=農業」から名付けされています。

発行数は47,000体(47都道府県×1,000体ずつ)と、国内ジェネラティブNFTの中でトップの数です。
日本で最も有名なジェネラティブNFTコレクションであるCryptoNinjaPartner(CNP)の発行数が22,222体なので、その倍以上の数を発行していますが、日本にいる農業者は136万人。
今後NFTが社会に浸透し、web3.0の概念で農作物を流通する事が一般的になれば、農業者の数と比べて47,000体は足りなくなる可能性もある、ととまたろう氏が5月26日のVoicyで語っています。

参照先:「クリプトJA」10年かけて47000枚売っていきます|農業で自由を手にするラジオ

今度の展開

「Crypto Japan Agri」の残りのNFTは、10年かけてコツコツ丁寧に販売していく方針です。

まずはリアルイベントで農作物を販売すると同時に、手売りでNFTも販売します。
農作物にNFTをつけたり、NFTに農作物をつけたりと、NFTと農作物をセットで販売していくようです。

https://twitter.com/FarmIseki/status/1678894388112683012

また、農業体験の参加者へのNFT配布も検討されています。

クレジットカードでの購入も可能になりました。

https://twitter.com/en_my_life/status/1673899099094138880

7月1日に京セラドームで開催されたNFTイベントのNFT COLLECTION IN OSAKA IIIでは

  • 農作物売り上げ:65,200円
  • 「Crypto Japan Agri」売り上げ:56,000円
  • 合計:121,200円

の売り上げがありました。

また他のコミュニティ(TAG、NounsDaoJapan)に農作物直販所を設置したり、農作物販売イベントを開催したりと、DAO間で連携しています。
参照先:【NFT総合シンポジウム】WEB3を活用して農業って何ができるの?|YouTube

ホルダー特典

「Crypto Japan Agri」はNFTを購入したホルダーの特典が充実しています。

  • 「農業、農ある暮らしカテゴリー」が見れる、書き込める
  • 家庭菜園の悩みを相談できる
  • 全国の農家に問い合わせができる
  • 就農相談ができる
  • 農作物直販所に出品できる
  • ECサイトに出品できる

参照先:Crypto Japan Agri「クリプトJA」ホルダー特典まとめ|農業で自由を手にするラジオ

現職の農家同士で相談ができたり、現職の農家と消費者が農業の相談をできたり、今までつながりのなかった人たちがコミュニケーションを取れるようになります。

7月12日にとまたろう氏がホルダー特典のまとめツイートしています。

https://twitter.com/taishi_toma/status/1678965114303811585

公式リンク一覧

tomajo DAOは様々な媒体で情報発信をしており、より詳しく知りたい方は以下のリンクを参照してください:

ライター所感

「農業×NFT」という、一見対極にあるように思えるものをどう融合させるのかと思いましたが、知る程に現実味のあるプロジェクトだと感じました。
まずユーティリティがしっかりとしていること。
農家ではない立場からすると、詳しい人に聞ける機会は少ないので、農作物の育て方~農業の開業まで、幅広く農業の相談をできる場所があることは心強いです。
まさに実生活にNFTを落とし込んだ事例です。

また、ホルダー特典も今後増えていきそうなので、期待が持てます。

今後日本の人口が減少の一途をたどる中、
「次世代を担う人にどう農業に興味を持ってもらえるか」
が今後の発展のポイントとなるのではないでしょうか。

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