Google PlayがNFTコンテンツ利用の許可へ向けて新たな方針を発表

Google PlayがNFTコンテンツの利用許可へ動き出しました。
Google Playの発表によると、ブロックチェーンとNFTに関する活用をアプリ内で許可する方針だそうです。
この新しいポリシーでは、ブロックチェーンのコンテンツを開発者が利用可能にするためのガイドラインを設けるとのこと。
当然NFTの利用に関しては要件があり、何でもしていいわけではありません。
アメリカの掲示板「Reddit」との関わりがあることも見えてきました。
本記事では、公式ブログなどで発表されている内容をまとめます。

NFT等のコンテンツを利用するための4つの要件

まずは、ポリシーセンターに記載されていたNFT等のコンテンツを利用するための要件をまとめます。

  • 暗号通貨の取引およびソフトウェアウォレットについて
  • クリプトマイニングについて
  • トークン化されたデジタル資産の配布に関する透明性の要件について
  • NFTゲーミフィケーションのその他の要件について(ギャンブル、ゲーム)

暗号通貨の取引およびソフトウェアウォレットについて

暗号通貨の購入、保有、交換は、地域の適用法令において認定を受けたサービスに準拠する必要があります。
アプリがターゲットとしている地域や国で適用される規制を遵守するのも要件の内の1つです。
例えば、仮想通貨が禁止の国に向けたサービスはNGということになります。
Googleから追加書類の提供を求められることもあるようです。

クリプトマイニングについて

デバイス上で暗号通貨をマイニングするアプリは認められません。
ただ、暗号通貨のマイニングをリモート管理するアプリは認められるそうです。

トークン化されたデジタル資産の配布に関する透明性の要件について

金融取引機能申告フォームで申告する必要があるケースもあります。
・アプリでトークン化されたデジタル資産を販売する
・ユーザーがトークン化されたデジタル資産を獲得できる

上記のケースの場合は、Google Play Consoleの「アプリのコンテンツ」内の金融取引機能申告フォームで申告する必要があります。
さらに、アプリ内アイテムを作成する場合は、アイテムがトークン化されたデジタル資産であることを商品の詳細に記載しなければなりません。
プレイや取引から得られる可能性のある収益を宣伝するのもNG行為です。

ここで、アプリ内アイテムの作成についても注意事項があるのでまとめます。

アプリ内アイテム作成の注意事項

アプリ内アイテム作成の注意事項によると、Google Playの課金システムを使用して、1回限りのアイテムをユーザーに提供することが出来るそうです。
アプリ内アイテムの例としては、Google Playのアプリ内における仮想アイテムなどが挙げられます(ゲームのレベルやポーションなど)。

他にも、ユーザーに定期的に請求を行う定期購入を作成することも可能です。サブスク機能をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。課金システムを利用する際には、サービス手数料が適用されます。

Google Play の課金システムは、販売者の登録がサポートされている国や地域で利用することが可能です。

NFTゲーミフィケーションのその他の要件について(ギャンブル、ゲーム)

Google Playの要件に準拠する必要があります。
トークン化されたデジタル資産(NFTなど)を使用するギャンブルアプリは、申し込み手続きが必要です。
「ユーザーが購入したNFTは、ユーザーエクスペリエンスを向上させたり、ゲームの進行を手助けするために消費または使用されるべき」との記載があります。

アプリ作成時のNG事項は3つです。
①NFTを賭けや出資に使用する
②実世界で金銭的価値のある賞品(その他のNFTを含む)を獲得するもの
③購入時にユーザーが受け取るNFTの価値が明らかでないものを提供

③の具体例について、「戦利品ボックス」のような、購入時にアイテムをランダムに受け取る仕組みを提供することが出来ません。
現実世界と仮想世界を融合させるフィジタルも出来なさそうです。
特定のNFTを所有していると現実世界にファッションアイテムが送られてくる事例がいくつかありますが、②のNG事項に抵触することが予想されます。
同様に、特定のNFTを持っていると「優先購入可能」も出来なさそうです。

現在NFTを日常的に触れている人たち(開発者など)がGoogleでアプリを作成をするときには、注意が必要です。

違反の例が2つ挙げられていました。
・NFTの具体的なコンテンツや価値を開示することなく、NFTをセット販売するアプリ
・NFTを報酬として与える、スロットマシンなどの有料ソーシャルカジノゲーム

Redditとの関わりについて

Android Developers Blogには「Google Playの成功は、パートナーの皆様の成功の賜物です。」との記載があります。
パートナーのコメントが載っているのは、以下の2社です。

・Mythical Games(ミシカルゲームズ)
・Reddit(レディット)

両社の代表者からコメントも寄せられていました。

Mythical Games CEO ジョン・リンデン氏のコメント。

「私たちは、この分野にイノベーションをもたらし、新しい経済を前進させるための協力的な取り組みにおけるグーグルのパートナーシップに本当に感謝しています。これらの新しいポリシーは、プレイヤーにとってもデベロッパーにとっても一歩前進であり、消費者を保護すると同時に、新しいテクノロジーの導入にポジティブな影響を与えると思います。

Android Developers Blog

Redditのシニア・エンジニア・マネージャーのマット・ウィリアムソン氏のコメント

「Redditでは、透明性を提供し、コレクタブルアバターのようなブロックチェーンベースのデジタルコンテンツに責任あるアプローチをすることで、ユーザーに力を与えることができると信じています。 明確なガイドラインを設定することで、ユーザーが没入感のある体験を楽しみながら、十分な情報を得た上で意思決定を行うことができます。

Android Developers Blog

最後に、Googleが今後どのような動きを見せるのかをまとめます。

今後のGoogleの動き

ブロックチェーン技術を利用した、持続可能なビジネスを構築するために開発者と関わっていくとのことです。
どのようにサポートするのが最善なのかを理解するために、コミュニケーションを取る姿勢を見せています。
セカンダリーマーケットなどの分野も含め、ブロックチェーンに基づくアプリ体験のサポートをさらに向上させるとの記載もAndroid Developers Blogにありました。

ライター所感

GoogleはWeb3.0に対して、多くの取り組みを試みています。
ブロックチェーン・グループを設立
仮想通貨利用が可能なデジタルカード提供
Google Cloud Blockchain Node Engine

上記3つ以外にも、Googleは多くの取り組みを行っており、前向きな姿勢が見て取れます。Googleの今後の動きに注目です。
企業がWeb3.0に入ってくることを嫌う「Web3.0原理主義者」が一定数見受けられますが、そういう人たちは特に何もしていない人なんだろうと考えています。
SNSやDiscordが最先端だと勘違いしている人は、多くのイベントに足を運んでみるといいと思います。
時代を先に進めようとしている企業・人が数多くいることがわかるでしょう。

記事ソース:Android Developers Blogポリシーセンターアプリ内アイテムの作成
画像ソース:Android Developers Blog、chrisdorney / Shutterstock.com

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