DAAAMO(ダーモ)の全貌を完全解説!メディアマンによる次世代Web3プロジェクト【密着取材】
DAAAMO(ダーモ)は、Web3時代のメディアの未来を切り拓く革新的なプロジェクトである。
創設者である須平敦宣氏は、キャリア約30年の放送作家として、この「Web3対応型メディアマンギルド」を率いている。テレビ、出版、Webなど多様なメディアの専門家が集結し、情報やアイデアをDAOスタイルで共有することで、メディアの力を駆使して世界を変えることを目指している。
DAAAMOは、フジテレビとの業務提携を通じて、NFTを活用した新たな番組制作や中東・アフリカへのコンテンツ展開など、多岐にわたるプロジェクトを推進している。そのスケールの大きさから、もしかすると怪しい投資詐欺と疑う読者もいるかもしれない。しかし、実際にはメディア界のみならず、世界規模の革新を目指す真摯な取り組みである。我々の編集部では、2023年初頭から数ヶ月にわたりDAAAMOに密着取材を行い、その実態と真相を探った。創設者や運営者、関係者らとの度重なる直接対話を通じて、このプロジェクトが決して詐欺ではなく、むしろ大きなポテンシャルを秘めたものであることを確信した。
このたび、我々はDAAAMOの全貌を特集として読者の皆様にお届けする。題して「DAAAMOの全貌を完全解説!」。この特集を通じて、DAAAMOがどのようにしてメディアの未来を創造し、社会に貢献していくのか、その全貌の一端をぜひご覧いただきたい。
*プロジェクト全体の網羅的記載に努めたため長文となっている。興味のある部分をかいつまんでお読みいただければ幸いである。また、情報は常に更新される可能性があるため、適宜最新の情報はご自身で確認していただきたい。
DAAAMOの沿革
- 2022年10月7日
<発足宣言Web3イベント>
「REAL WEB 3.0 in UTSUNOMIYA」にて、須平敦宣が登壇し発足を宣言。(なお、当時のプロジェクト名称は”DAMO”だった。) - 2022年11月16日
<最初のプレスリリース>
関連:プレスリリース - 2023年3月30日
<ローンチパーティ開催>
テレビで活躍するタレントや有名政治家、各局のテレビ局員、有名送作家、テレビプロデューサー、経団連常任顧問、各種スポーツ組織の長など各界の著名人総勢100名が参集した。
関連:プレスリリース - 2023年5月10日
<DAAAMO正式ローンチ>
関連:プレスリリース - 2023年6月10日
<第一弾NFTプロジェクト『初代タイガーマスクNFT』>
販売開始555枚限定のNFTが1枚0.03ETHで販売され、一般販売から45秒で完売した。このNFTを所有すると、今後展開される『初代タイガーマスクNFT』プロジェクトや、他のプロレス系NFTの確定優先購入券の付与、またプロレスイベントでの特典やオリジナルグッズの購入券など、プロレスファン垂涎の様々な特典が与えられるという。
関連:プレスリリース - 2023年6月27日
<海外事業参加型NFTプロジェクト「KINGMAKER」を正式ローンチ>
関連:プレスリリース - 2023年8月22日
<初代タイガーマスクNFT 2ndコレクションの発売に関して、記者会見を実施>
関連:外部記事
DAAAMOの特徴
DAAAMOの特徴は、「様々なメディア媒体の中心にいるメディアマンが集結していること」だという。
- テレビ業界
- 広告業界
- 出版業界
- Web業界
何者にも縛られず、横串でメディアを貫くのがDAAAMOの理念。
従来組織の在り方と違い、DAO的なスタイルで情報やアイデアを共有し、メディアの力で世界を変えていく「分散型自律アドベンチャー・アート・メディア」組織。
メディアを「Media3.0」へと進化させる旗印となることを目標にしているのだという。
DAO的と謳っていることからも、本来の意味でのDAOではないことがわかる。
余談だが、DAAAMOのネーミングは、当初はDAMO(Decentralized Autonomous Media Organization)とする予定だったようだ。
それは、Founderの須平氏のTwitter(X) ネームが @SuBira_DAMO であるところにも片鱗を感じる。 商標の問題で、Aを二つ加えたものと推測できる。
ちなみに、「DAAAMO」では既に4つの区分で商標登録が完了していることが確認できた。
DAAAMO基本情報
運営母体
会社名:株式会社Media-X(読み:メディアックス)
本社 :東京都渋谷区恵比寿2丁目28番10号 ShuBLDG2975
代表取締役:佐々木貴幸
CEO:須平敦宣
関連リンク
・DAAAMO 公式サイト https://daaamo-media.com/
・DAAAMO X(Twitter) https://twitter.com/DAAAMO_web3
・DAAAMO Facebook https://www.facebook.com/DAAAMO.web3
・DAAAMO LINE公式 https://lin.ee/q3s9Ik7
・DAAAMO-KEY Opensea https://opensea.io/collection/daaamo
DAAAMO運営メンバー
DAAAMO Board Member
- Founder : 須平敦宣(@SuBira_DAMO)
放送作家
株式会社ジヴェルニー 代表取締役
株式会社Media-X CEO - Co-Founder : 佐々木貴幸 (@rinp_daaamo)
株式会社Media-X 代表取締役 - Co-Founder : 髙村純一(@diyafi)
元 CAMPFIRE取締役
元 HIRAC FUNDパートナー - Supervisor : 五十嵐由人(Facebook)
IWビリオネアクラブ株式会社 代表取締役
アイワールド創業者 - Global Marketer : ババアリ梓晴
ヤスタグループ株式会社 代表取締役
福島復興大使
Media Station
- Media Producer :エンドウミチスケ
株式会社CAMCOME 代表 - Press Commentator :松江英夫
FNN Live News α etc.. - Supervisor :テリー伊藤
株式会社ロコモーション 代表 - Exective Director :田口マサキ
株式会社タグボートカンパニー CEO - Exective Producer :池田睦也
株式会社スタッフラビ 代表 - Product Producer :渡辺ミフユ
株式会社CAMCOME
Project Member
- SNS Marketer :石野智也
- Creative Director :清水勇二
- Creative Producer :菅野充
- Legal Adviser :川中浩平
- Engineer :Hayatti
- Community manager :越田翔(starprince)
Adviser
- Marketing Adviser :NOBU
- Technical Adviser :Haruna Yukio
- NFT Adviser :三島アキラ(RiLi.)
- Project Adviser :Yossie
- Development/Marketing Partner :Horori
Special Adviser
- 国民民主党 代表 玉木雄一郎
DAAAMO設立の経緯
DAAAMOのFounderは、放送作家として29年のキャリアを持つ須平敦宣(@SuBira_DAMO)氏である。
- めざましテレビ
- ノンストップ!
- ガキの使いやあらへんで
- 徹子の部屋
- TVタックル etc…
これまで、600本以上のテレビ番組に参加してきた経歴を持つ。
複数のNFTプロジェクトアドバイザーとして参加する中で、メディアの力でWeb3のボトムアップを図るべくDAAAMOが設立された。須平氏自身も、コレクターとして数々のNFTを収集している。
公式発表によると、「現在、DAAAMOには約100人のメディアマンが所属している」とのこと。
だが実際にはDiscord(ディスコード)サーバーにはメディアマンらしき人物はまだ50名ほどしか居ないようだ。
須平氏によると、実際にプロジェクトにジョインしているメディアマンは100名以上いるものの、Discordへのジョインに手こずっているため1人ずつ説明しつつ徐々にジョインしてもらっている状態であるとのこと。
Web3プロジェクトではよくある、Discordの参入障壁問題のようである。
とはいえ、交流できなければ意味が無いので、ぜひ頑張って欲しいところだ。
テレビ局関係者
- NHK
- フジテレビ
- 日本テレビ
- TBS
- テレビ朝日
- テレビ東京
- 東海テレビ
- ABC(朝日放送テレビ)
- 毎日放送
以上のテレビ局員や、番組制作会社のプロデューサー、ディレクターなど、多くの関係者が参画しているとのこと。テレビ関係のみならず、大手出版社の関係者も参画しているようだ。
DAAAMOの「鍵」となるNFT
出典:DAAAMO公式サイト
価格:100万円(税抜) /個
枚数:発行上限1,000枚
種類:最上位のYellowを筆頭に、ブラックからほかのカラーへと徐々に販売されていく予定。
初回販売の200枚がDAAAMOのメインカラー「Yellow」だった。
NFTのカラーごとに、ユーティリティには差が付けられる見込み。
執筆時現在(2023年8月25日)は、Blackが50個限定で販売されている。
購入希望の際は、公式Webサイトからの問い合わせが必要とのこと。
コミュニティー内の状況や市況を見て、第二弾・第三弾と限定販売が予定されている。
価格変更の可能性もあり、価格が上がる可能性が濃厚との触れ込みがなされている。
場合によっては1,000枚全てをリリースすることなく、途中で販売を終了することもあるとのこと。
DAAAMO-NFTは、主にターゲットを法人に定めており、メディアマンと繋がれるユーティリティを、宣伝広告費と捉えて購入させたい思惑があるようだ。
- メディアマンと繫がりたい
- メディアを利用したい
- メディアと共に新たな企画を立ち上げたい
- Web3時代の新たな情報を収集したい
- NFTを使った新たな事業を展開したい
- 様々な目的を持つ企業、自治体、個人がDAAAMOに参加しているとのこと
- DAO的なつながりで、コンテンツ・プロジェクトが生み出されていく想定
「メディア×ビジネス×Web3」が新たな時代の「鍵」になると考えられている。
コミュニティ会員権の「DAAAMO-NFT」を所持している者のみに、Discordの招待リンクが発行され、アクセス権が付与される仕組みだ。
なお、公式では「Yellowが200個完売!」と謳われている。
しかし、弊メディア編集部の調べによると、200個のうち151個が運営用ウォレットに保有されていることが確認されており、保有ウォレット数は32ウォレットに留まっており分散率がかなり低い。つまり、オンチェーン上では全く完売していないように見えるのである。
この点につき、DAAAMO運営を直撃したところ、以下の旨の回答を得た。
・確かに200個は完売している。しかし、まだNFTを移動させていないものが多く、そのため運営ウォレットに残っている状態となっている。
・銀行振込での入金を確認後、未だウォレットの提出が無いホルダーもいる
・購入確約後、未入金の人の確保分もある
・運営メンバーで購入した者のぶんの、未移動分もある
とのことであった。
確かに、DAAAMO KEY は、銀行振込でしか買えない仕様となっている。
当然、オンチェーンのやり取りで完結しないし、また購入先が必ずしもブロックチェーンに精通していない企業だということを考えれば、一定納得のいく事情ではある。
とはいえ、少なくともDAOを標榜する団体のNFT販売である以上、オンチェーンでクリアにされない部分は懸念材料にもなるため、きめ細やかな説明をしていく必要性があるだろう。
弊編集部では、今後も引き続きウォレットの動きを注視していく。
DAAAMO-KEY NFTのデザイン
指紋の付着など、細部にまでこだわった精巧なデザインだ。
Opensea:https://opensea.io/collection/daaamo
DAAAMO KEY NFTのユーティリティ
①メディア関係者とチャットによるコミュニケーション
②メディア関係者へのプレゼン・相談
③メディアマン×NFTホルダーのマッチングサービス
④DAAAMOイベントへの参加
⑤DAAAMOサロンへの入店
⑥今後誕生するNFTプロジェクトの優先購入権
などがユーティリティとして挙げられている。
▼①~③について
Discord内で、会話やプレゼン、個別にマッチングなどをして相談ができる。
▼⑤について
DAAAMOサロンは、9月頃のオープンを予定しているとのこと。
このサロンは、今後DAAAMOの活動拠点になり、ここで会議や打ち合わせを行い、夜にはBARテイストでお酒も飲める場所になる模様だ。
サロンへの出入りは、基本的にDAAAMO関係者かDAAAMO-KEY NFTホルダーに限定される。
しかし、今後は初代タイガージェネシスPASS10枚保持者や、D系プロジェクトのNFTを複数枚所有している人なども、特例的に入場することができるようにするなど検討中とのこと。(未確定情報)
また、サロンにスペシャルゲストを招いてのイベントも順次開催していくとのことだ。
▼⑥について
DAAAMOに関連するプロジェクトでは、多くのNFTプロジェクトが立ち上がる予定だ。
DAAAMO-KEY NFTの所有者には、これらプロジェクトの優先購入権(AL)などのユーティリティが用意されているようだが、詳細は未定だ。
DAAAMOが仕掛ける、複数のプロジェクト
2023年3月30日、メディア界・政界・財界・スポーツ界・アニメ界など、多くの著名人を集めた完全クローズドのパーティーが開催され、今後DAAAMOが推進するビッグプロジェクトの発表が行われていた。
DAAAMOでは大別して5つのプロジェクトが進行していく。
- 1.THE GATE (ザ・ゲート)
- 2.KING MAKER (キングメーカー)
- 3.Md!!!uM (メディウム)
- 4.DAMDOME(ダムダム)
- 5.AGENDA(アジェンダ)
これらの要点を、1つずつ解説していく。
①THE GATE(ザ・ゲート)
「日本のコンテンツを世界へ!」をコンセプトに掲げた、IPによる大型NFTプロジェクト。
- 野球、プロレス、ボクシング、総合格闘技などのNFT展開
- アニメ・コミックなどのコンテンツのNFT展開
THE GATEは、まだ正式には立ち上がっておらず、近々発表される予定となっている。
なお、THE GATEの発足に先立ち、NFTプロジェクト『初代タイガーマスクNFT』が、2023年6月10日に販売されている。
『初代タイガーマスクNFT』は、THE GATEの位置づけには無いようだが、当初、本来はTHE GATEプロジェクトの第一弾とする予定だったとの話もある。
何らかの事情で販売を早めたものと思われるが、今後は当初想定通りTHE GATEへ組み込んでいくという噂もある。
もしその噂通りとなれば、『初代タイガーマスクNFT』は、THE GATEプロジェクトにおいて非常に重要な位置に来るのではないか、と編集部では推測している。
▼初代タイガーマスクNFTプロジェクト(@1stTIGER_NFT)とは?
プロレス界をNFTプロジェクトで盛り上げていくことを目標にしたプロジェクト。
DAAAMO・株式会社初代タイガーマスクSSPW・NFTプロジェクトの桃源郷が組み、プロジェクトがプロデュースされている。
アドバイザーには、M-1グランプリ2002年王者で昭和プロレス大好き芸人の「ますだおかだ」増田英彦氏が就任しており、佐山聡氏の一番弟子であるスーパー・タイガー氏なども参加している。
なお、「初代タイガーマスクNFTプロジェクト」は、ジェネラティブNFTの販売が2023年8月30日に予定されている。(※後述する)
まず最初に発売されたのは、初代タイガーマスクのデザインが描かれたカード型のGenesis Pass NFT。
『初代タイガーマスクNFT』のコミュニティ(Discord)は、2023年5月21日の21時から完全にオープンされた。
mint前にはAL獲得キャンペーンなども行われ、熱い想いを持った多くの方がキャンペーンに参加した模様。(AL重複可能)
▼Genesis Pass NFT MINT情報
- 発売日:2023年6月10日 AL保有者:21:00~22:00 一般販売:22:00~
- 価格:0.03ETH
- 枚数:555枚
- 1AL=1MINT (AL重複可能)
- ブロックチェーン:イーサリアム
- OpenSea:THE FIRST TIGER MASK GENESIS
公式発表によると、555枚限定で販売開始し、一般販売から45秒で完売したとのこと。
一般販売前の6月3日には、「Genesis Pass NFT付きカード型ハードウォレット」についての発表があった。販売枚数の555枚の内の55枚が、カード型のウォレット付きで販売された。
▼Genesis Pass NFT付きカード型ハードウォレットの詳細
・価格:0.05ETH
・枚数:55枚(555枚の内の55枚)
・ブロックチェーン:イーサリアム
なお、「Genesis Pass NFT付きカード型ハードウォレット」と通常のNFTはALの重複可能だった。
カード型ハードウォレットのデザインはこちら。
カード型ハードウォレットには、「NFTag™」が使用されている。
NFTag™とは?
NFTag™は、複雑な手続きなしですぐにウォレットを発行できる体験型ハードウェアウォレット。 QRコードひとつで、NFTを配布可能。法定通貨でのNFT販売など、企業のNFT活用に最適なソリューションを提供している。
ウォレットの発行が簡単で、法定通貨でNFTを販売でき、NFTの購入が簡単という特徴を持つ。
NFTagを利用するには、スマートフォンまたはタブレットなどのNFCに対応している端末が必要だ。
提供元:株式会社PBADAO
<導入事例>
・NEW FACTORY TOKYO
前澤友作氏が唯一宇宙へ持って行った現代アート「画家のアトリエ」の作家である井田幸昌氏がはじめて挑戦するNFTアートのリリースイベントでNFTag™を活用。
約100名の来場者がNFTag™を通じて、イベント会場で初めてウォレットを開設し、NFTを受け取った。2時間のイベントで来場者の約9割の来場者がその場でウォレットを開設し、限定NFTの受け取りに成功している。
▼Genesis Pass NFTのユーティリティ
①DAAAMO NFT プロジェクト(KINGMAKER)の確定AL
②ジェネラティブNFTの優先購入権
- 10枚ホルダー :3枚 Free Mint +3AL + SSPW現役選手のサイン
- 5~9枚ホルダー:1枚 Free Mint +3AL
- 3~4ホルダー :0.005ETH割引+2AL
- 1~2枚ホルダー:0.005ETH割引+1AL
Genesis Pass NFT販売前日の6月9日に、初代タイガーマスク2ndコレクションが正式に発表された。
2ndコレクションはジェネラティブNFT。
クリエイターは、武にぃ(@TAKE_NFT)氏。
Genesis Pass NFTホルダーは、2ndコレクションのALが確定で付与される。
6月28日に公式のDiscord内でジェネラティブNFTの情報が公開された。
- 発行数:2,555枚
- 価格:0.04ETH
- リリース日:8月30日
- 1AL=2ミント
ユーティリティなど
Burnシステムが実装されるようで、4枚をBurnすると、1枚のタイガーブラックジェネシスカードが貰える。
この「タイガーブラックジェネシスカード」と「THE FIRST TIGER MASK GENESIS」を何枚保有しているかによって、様々なユーティリティが付与される。
・10個保有:スペシャルロール付与、DAAAMOサロン入会権利
・15個保有:???(未発表)
・20個保有:DAAAMO KEY YELLOW(DAAAMOの最上位のNFT 1枚100万円。売切)の運営保有分を1個購入できる権利。
※ユーティリティなどの詳細は変更される可能性があり、公式DiscordやX(Twitter)にて最新情報が確認できる。
初代タイガーマスクNFTプロジェクト以外にも、NFTの販売が続々と予定されているようで、こちらは9月頃に発表される見込みのようだ。
②KING MAKER(キングメーカー)
DAAAMO独自のコネクションと、NOXのIRL×Web3ノウハウにより生まれた海外事業参加型NFTプロジェクトである。
・KINGMAKERプロジェクトのメンバーになれる参加権NFTが今後リリースされる。
・NFTホルダーは、なんらかの形で事業に参加してサポートすると、貢献度に応じて一定の報酬が付与される設計。
中東・アフリカをはじめとする、世界経済発展の核と見込まれるエリアを中心に、各国の政府・王族・コングロマリットとの強力な関係を活かしたビジネスが構築される。
プロジェクトごとにNFTがリリースされ資金調達し、事業が展開されていく。
融資型クラウドファンディングサービスのCOMMOSUSとも提携している。
現在予定されているNFTプロジェクトは、現時点で4つある。
- カタールNFTプロジェクト(中東)
- オマーンNFTプロジェクト(中東)
- モーリタニアNFTプロジェクト(アフリカ)
- インドNFTプロジェクト(南アジア)
▼データで見る関係各国の概況
▼1.カタール国NFTプロジェクト(中東)
▼カタール国とは?
面積 11,427平方キロメートル(秋田県よりもやや狭い面積に相当)
人口 約300万人
首長制で、首相兼外相が、ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ。
2013年6月25日、ハマド首長は退位を宣言し、タミーム皇太子が新首長に即位。サーニ家を中心とした政権基盤の強化及び円滑な世代交代が実現した。
・FIFAワールドカップで注目度が高まる
・インフラ整備やホテル建設ラッシュ
・天然ガスが豊富で、資源を活かしたエネルギー産業が主要産業
・2022年 9.9%のGDP成長率が予測されている
といった特徴がある。
カタールでのプロジェクトでタッグを組むのがサーニー家(カタールの首長の王族)が運営する複合企業(コングロマリット)である「HBKホールディングス」である。
サーニー家は、カタールの政治の実権を握っている名家であり、現在の外務大臣、国防大臣、前首長もサーニー家である。
DAAAMOでは、この財閥と既に合弁会社「カタール・ジャパン」を設立済みだという。
具体的な事業内容は、今後徐々に明らかになっていく予定だが、どうも「Md!!!!uM」プロジェクトにも繫がっていくようだ。
▼2.オマーン国事業(中東)
▼オマーン国とは?
面積 約30万9千500平方キロメートル(日本の約85%)
人口 500万人
君主制で、国王が首相、国防相を兼任。
中東やアフリカエリアには発展途上国が多く存在している。
近年飛躍的に成長を遂げているアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国は、全体からするとごく一部の事例である。
そのドバイ以上の成長を目されている国の一つが、オマーンである。
▼「アル・アルカーン」との協業
外国人がスムーズにオマーンで事業を行うことができるようにするために、全ての省をひとつにまとめた「One small step」を発足した。
DAAAMOでは、既にオマーンの投資省のトップ達と会談し、協力体制を約束している。
「アル・アルカーン」と共に合弁会社を設立し、事業を展開していく予定であるとのこと。
「アル・アルカーン」とは、石油・建築・道路・エネルギー全般・鉱業・工場・金融・オマーン商工会議所など全てを持つコングロマリットである。
DAAAMOでは、アミューズメントの施設等の現地建設も計画しているという。
(某有名ゲーム企業と提携の噂もあるとか…)
オマーンでの事業展開を成功させることで、同様のビジネスモデルで他の近隣諸国にも展開していくことを目論んでいるようだ。
▼スポーツアカデミーを発足
・現地に日本のスポーツスキルを教えるアカデミーを設立
・アスリートのセカンドキャリアを創出
・職業訓練学校的な意義もあり、パン職人・農業従事者・工場の技術者などが講師として参加
・政府・財閥と組んだ、大規模なスマートシティの開発計画
▼『日本・オマーン商工会議所』の設立を予定
①日本・オマーンの企業の交流を深め、国益に貢献する事業を実行するための様々な取り組みを行う
②日本・オマーンのことを知るためのオンラインセミナーや視察プランを実施する
③持続可能な産業・戦略を考えた、ワンチームでの支援を行う
2024年初旬にオマーンにて式典が催行される予定で、DAAAMOメンバーや日本オマーン商工会議所メンバーが実際にオマーン現地に行く計画のようだ。
▼3.モーリタニア・イスラム共和国NFTプロジェクト(アフリカ)
▼モーリタニア・イスラム共和国とは?
面積 103万平方キロメートル(日本の約2.7倍)
人口 465万人
モーリタニアは、アフリカ大陸の北西海岸沿いに位置する、共和制国家である。
モーリタニアはヨーロッパと北アフリカのアラブ・イスラム世界とをつなぎ、さらに北アフリカとサハラ砂漠以南のアフリカ「サブサハラ」の国々とをつなぐ重要な交流地として位置している。
国土の約90%を砂漠が占めており、かつての重要輸送手段でもあったヒトコブラクダは、現在でも生活文化に取り込まれている。
鉱業資源輸出額は南アフリカに次いで2位、世界で15位。
鉄鉱石・原油・銅・金などの輸出で、外貨獲得手段として大半を占めている。
日本との国交は1960年から続き、漁業指導としてタコ漁を日本から伝えた経緯から、現在でも日本への主要タコ輸入国でもある。
イスラム教国家であり、国民の99%がイスラム教徒である。
昨今、世界中の投資家が注目し、地球最後のフロンティアと言われている場所がアフリカであり、モーリタニアは、アフリカのリーダー的な国家の1つと目されている。
厳しい世界情勢にも関わらず、今後の見通しは良好である(GDPは2022年:2.4%、2023年:5.3%、2024年:4.3%、2025年:8.7% (2022年IMF見通し))。
天然ガスと金の輸出が経常収支改善に寄与し、2023年には赤字が改善される見込みである。
モーリタニアの日本に対する姿勢は親日的であり、国際場裡でも日本の立場を支持している。
モーリタニア漁業の生みの親としての日本、という見方がある。
歴史的な開発協力と、戦後日本の急速な近代化に関心がある。
増大する欧米、中東、モロッコ、中国の経済進出の中で、日本企業からの投資促進を強く期待している。
課題としては、日系企業にとってモーリタニアは未開の市場であること。
モーリタニア経済にとっても、日系企業とのビジネス経験の不足が挙げられる。
以上のことから、DAAAMOがモーリタニアと日本の橋渡し役として仲介し、両国にとってwin-winのマッチングを行うことが期待できるかもしれない。
その他にも、モーリタニアにおいては注目すべき近年の政策がある。
▼モーリタニア投資促進庁の創設
・2021年2月創設。投資促進の分野で国家政策を実施する公的行政機関。
・創設以来、1万以上の起業をサポートし、総計10億USD以上の投資事業を認可してきた実績がある。
・2022年には、約270億MRUの投資事業(15の海外企業、37の認可プロジェクト含む)。
・2022年12月、国際女性会議WAW!へ参加のため訪日したラム長官は、日本で史上初となる「モーリタニア投資セミナー」を開催。
▼起業手続単一窓口(Guichet Unique:ワンストップサービス)
・投資・起業活動に関するあらゆる手続きを担う窓口である。
現在、ヌアクショット及びヌアディブ経済特区の2か所。
同窓口で可能な手続きは、起業申請、企業インフラ設備の建設許可申請、仲介業務サービス企業の紹介、投資家への助言等。
・ヌアクショット事務所では、同窓口への申請から最長48時間、ヌアディブ経済特区では、最長5日間で起業可能。
・商業登記簿への会社の登録、税金、国家社会保障基金に関するすべての手続きを実施する責任。
・2023年第一四半期には、2031社の企業が起業した(2021年は4829社、2022年は4541社)。
現在急ピッチで構造改革を進めている中で、モーセン・ウルド・アルハジュ氏、アブデル・アジーズ・アルターヒ氏、アイサタ・ラム氏ら(実際に国の実権を握っている要人たち)とDAAAMOが協力して事業を展開していく予定とのこと。
DAAAMOは、モーリタニアにおいて次のような事業を展開していく予定だという。
・海洋事業
エビ養殖、イカ・タコの加工販売、マグロ加工販売、太刀魚の加工販売など
・採掘権にもとづいた、金の採掘
・リサイクル・産業廃棄所・堆肥
・インターネットインフラの整備
・スマートシティ開発事業
・農業技術伝承
・モーリタニアと商工会議所の設立
なお、2023年8月26日現在、DAAAMOの海外事業担当者がモーリタニア現地を訪問中だという。
編集部が掴んだ現地からの情報によると、既にモーリタニアにて会社を設立し、現地政府と共同で事業をしていく契約を取り交わしたとの情報も飛び込んできた。
▼4.インドNFTプロジェクト
・ボリウッド
インドの映画カルチャーを日本に普及させる。
日本とインドの文化を交流させるプロジェクトを発足させる。
・ヨガ・瞑想
日本の窓口として、DAAAMOはがインドと日本の交流を様々な形でサポートしていく
③Md!!!uM(メディウム)
実はこのMd!!!uMが、メディアマンギルドであるDAAAMOの本丸のプロジェクトである。
誰もが知る巨大企業との業務提携も噂されており、編集部で掴んだ情報が真実であれば、日本メディアのあり方が根本から覆される革命がもたらされるかもしれない。
近々、公式に大きな発表があるのかもしれない。
DAAAMOのコンセプトは、「既存の日本のメディアのあり方を変える」という壮大なものであるが、ひょっとすると名ばかりでは無いのかもしれない、と期待させてくれる。
④DAMDOME(ダムダム)
コンテンツ制作の新たなスタイルを進める「みんなのテレビ CAMCOME」とDAAAMOが業務提携し、コンテンツ制作&販売を行う。
DAMDOMEは、NFTを使って広く資金を調達をし、その資金を使い、CAMCOMEと共にテレビ番組を制作していくプロジェクトであるとのことだ。
▼DAMDOME会員権NFTを販売予定。
NFTホルダーは、番組の制作委員会に加入することができる。
制作した番組は、「スカパー!」「RakutenTV」内に設けられた専用チャンネルのほか、アジア・中東・アフリカ・南米・北米などへも販売される予定だ。
NFTホルダーは各々が著作権を持ち、販売利益を得るというが、それが本当だとしたら革新的である。現在は、テレビ番組といえばテレビ局が制作して制作著作を持つのが当たり前だ。
それがDAMDOMEでは、NFTの購入者が番組の著作権の一部を保有することができるようになる。
それだけではなく、番組から発生した収益も、NFTホルダーに分配されるのだという。
この仕組みが実現されれば、業界初の試みであり、画期的といえるだろう。
▼CAMCOME(カムカム)とは?
CAMCOME(カムカム)は、2019年に総務省に対してBS事業者公募に応募し申請が受理され、「絶対審査基準に適合」というエビデンスを獲得している事業者である。
2023年10月1日の開局が予定されている。
会社名:株式会社 CAMCOME
代表者:代表取締役社長 エンドウ ミチスケ(a.k.a. 岩﨑 泰晴)
公式サイト:https://camcome.jp
電波を使う「放送」は設備維持費が大きいため、インターネットによる「配信」のテレビ局を開局し、既存のテレビ局とは異なる「みんなが好きな番組を、みんなで作る、みんなのテレビ。」をキャッチフレーズに掲げている。日本国内だけでなく、米国・ベトナム・フィリピン・韓国などの海外でも放送・配信していくことができる。
CAMCOMEでの番組制作に際しては、一般的なプロセスと同様にスポンサーを募って制作費を集める。
その後の著作権や収益分配の構造はDAMDOMEと同じく、スポンサー・制作者・CAMCOME運営でシェアする仕組みだ。
共同プロジェクトのDAMDOMEがスタートするのは、もう少し先になるとのこと。
法律上の諸問題があり、専門家らと綿密に競技しながら慎重に進めているとのことであった。
⑤AGENDA(アジェンダ)
日本国内の様々な社会課題を解決するためのプロジェクトだ。
日本の寺社仏閣は存続の危機に瀕している。
町工場の技術も疲弊し、匠の技の継承者がなくなっている。
そういった伝統・技術を守るために、お金とファンの創出を目指す。
これらの課題を、NFT型クラファンのような形で解決を目指す。
単にお金を集めるだけでなく、メディアマン達の企画力を活かし、盛り上げ施策を共に展開していく。
あらゆる社会課題はお金だけでは解決しないことから、根本的に継続的に盛り上げていける企画や仕組みを一緒に考えていくという点に、メディアマンギルドであるDAAAMOが取り組む意義があるだろう。
これらは、公益性が高く、日本の国益にかなうプロジェクトであるように思える。
憶測だが、官民連携してこのプロジェクトの推進していくことも期待できそうであり、DAAAMOはそのための準備を水面下で進めているのかもしれない。
DAAAMOメンバーリストにSpecial Adviserとして国民民主党代表 玉木雄一郎氏が名を連ねていることも、無関係ではないだろう。
関係省庁(経済産業省・文部科学省・文化庁など)とも連携し、国策として取り組んで行く、という展開もあり得るのかもしれない。
単にお金を投じるだけでなく、メディアマンを核とするDAAAMOチームが一丸となって、より踏み込んだ施策を展開していくとなれば、国としても補助金や助成金を投じやすい事業と言えるのではないだろうか。
このプロジェクトはまだ正式ローンチがされていないため、楽しみである。
編集部所感
今回は、全くと言っていいほど情報が公開されていない「DAAAMO」という謎のプロジェクトの全貌解明を試みた。
約半年にわたる密着取材の結果、おぼろげに見えてきたDAAAMOの全体像を、情報をかき集めてお伝えした。
取材を通して感じたのは、Founderの須平氏、Co-Founderの佐々木氏の本気度と緻密な計画性である。
須平氏は意図的にプロジェクトの情報を秘匿し、あえて胡散臭さを醸し出しているようにも見え、良い意味で策士であると感じた。
彼は実績のある放送作家であり、この手の総合演出に長けた才能の持ち主なのだろう。
しかしその人柄は、人間味があって面白く、説明会の現場では途中からほろ酔いでついポロリポロリと、プロジェクトの情報をこぼしていたのが印象的である。
説明会などで現地に赴いた人に対しては、「ここだけの話、ぶっちゃけ……」ということで限定的に内緒の情報を出すなどしていたのである。
「何も確信できない現状で、一見して胡散臭いDAAAMOのことを信じて付いてきてくれた人には、全力で報いたい!」彼のそんな言葉が、とても印象的だ。
他方、Co-Founderの佐々木氏の存在感も大きい。
彼はDAAAMOの運営法人の代表取締役でありつつ、裏方の役目に徹しているようだ。
表の顔である須平氏に対して、裏方の佐々木氏という役割分担をしているようである。
二人のやりとりはいつも阿吽の呼吸で、行き当たりばったりに見えても実は裏で緻密に物事を運んでいるように見える。
二人のビジョンは深い次元で一致を見ており、そのため共同経営体制が手堅く成り立っているのだという印象を受けた。
共同経営体制は、一般にそれ自体がリスク要因ともなり得るが、彼らの場合は(現在のところは)良い方向に作用しているようだ。
「Web3を標榜しつつもその実態はゴリゴリのWeb2ビジネスプロジェクト」の様相を呈してはいるが、小事に拘らず、目的達成のために邁進する胆力を感じた。
是非とも、Web3.1やその先の世界を目指して頂きたいところである。
少々べた褒めしすぎたが、現状は全てが絵に描いたモチ状態と言っても過言では無い。
今後仕掛けていくプロジェクト規模の大きさを考えると、その割にはアラが目立つ。
つまり内部の運営体制が十分ではないことを物語っており、この点は今後ご愛嬌では済まされなくなり、リスク要因となるだろう。
今後は、マーケティングやNFTホルダーに向けての期待値コントロールだけでなく、急速に拡大する事業全体を支えうる強固なチームを作っていけるかどうか、彼らのマネジメント能力が問われるだろう。
今後も目が離せないプロジェクトなので、引き続き追跡していく。
弊編集部では、Web2的か、Web3的かという狭い議論に囚われることなく、「世界をよりよい方向へ変えていく取り組みか否か?」という指標で、取材・特集するプロジェクトを精査している。
我こそはというプロジェクトや取り組みがあれば、ぜひお気軽にお声かけ頂きたい。自薦他薦を問わない。