【初心者講座1】NFTの始め方 ~MetaMaskの始め方と使い方~

初心者の方が、ゼロからNFTを始めるための完全講座

 第1回 仮想通貨ウォレット「MetaMask」を作る  ←(ココ)
 第2回 国内の仮想通貨取引所に登録して仮想通貨を買う
 第3回 NFT取引プラットフォーム「OpenSea」を使う
 第4回 Polygon(ポリゴン)の使い方

全3ステップで解説しています。順番に見ることを推奨しています。
1,2,3ステップで、NFTの取引をスタートすることができます。
どこよりもやさしく解説するので、この記事を見ても出来なかったら、頑張ってDYORしてください。
関連記事:DYORとは何か?

DYORとは
Do Your Own Research」の略で、「自分で調べよう!」

です。ググれカスと同じような意味です。
何でも人に聞きまくる人は、危険なのです。一瞬で詐欺師の餌食になってしまいます。
ググって自分で情報を収集して解決する姿勢を身につけることが大事です。
それでは、気合い入れて本編いきましょう。

この記事(講座 第1回)でわかること

 ・仮想通貨(イーサリアム)ウォレット「MetaMask」って何?
 ・「MetaMask」の導入方法と、使い方
 ・「MetaMask」のリスク、注意点

「MetaMask(メタマスク)」って何?


MetaMaskとは、仮想通貨(本来は、「暗号資産」という。)を扱うためのウォレット(お財布)です。
世界中で1000万人以上が使っている人気のある仮想通貨のウォレットのひとつです。
特徴は、ブラウザ上で動作するウォレットだということです。
ブラウザとは、Chrome、Firefoxなどのホームページを見るためのソフトです。
(今この記事を見ているということは、何かのブラウザを使っているということです。)

MetaMaskが人気なのは、もともとイーサリアム系のトークンを保存するためのWebウォレットでしたが、最近はNFTの保管、スワップ機能、Dappsやブロックチェーンゲームとの連携など、汎用性が高いことが魅力です。

ちなみに、オープンソースで開発されているため、プログラムの中にコッソリ違法なコードが仕込まれているという事もありません。
すべての機能が無料で使えます。
基本、NFTを扱うためのウォレットはMetaMask一択だと思って下さい。

MetaMaskでどんなことができるの?

仮想通貨の保管と、その出し入れが出来ます。
詳細は割愛しますが、ネットワークを切り替えて使うことができるので、BSC(バイナンススマートチェーン)やPolygon(Matic network)も使うことができて便利です。
このあたりのことは、適宜必要なときに説明をします。

MetaMaskのインストール方法

①MetaMask公式サイトからプラグインをインストール

ダウンロード:https://metamask.io/

まずは、こちらにアクセスしてソフトをインストールしてみましょう。
注意点は、必ず公式サイトからインストールするということ。たまにニセサイトがありますので注意してください。
こちらのリンクは本物ですので、安心して下さい。

メタマスクを使うことが出来るブラウザ
 ・Google Chrome
 ・Firefox
 ・Brave
 ・Microsoft Edge

MacのSafariは使えません。
Macの場合は、上の4つのどれかのブラウザをインストールしてから、ここへ戻ってきて先に進んで下さい。
ブラウザは4つのうちどれでも良いですが、私のオススメは Google Chrome です。

②MetaMaskの公式サイトから、ソフトをセットアップする。

今回はChromeブラウザを使って説明しますが、他のブラウザでもほぼ同じ操作です。
手順に沿って、画像を見ながら進めてください。

公式サイトにアクセス

画面のように案内に従って進めて下さい。
MetaMaskのプラグインを、ブラウザにインストールして、セットアップする形式になっています。

画面に従って、「Chromeに追加」

警告表示が出ますので、「拡張機能を追加」

「開始」ボタン

右側の「ウォレットを作成」

MetaMaskウォレットを初めて作る人は右側の「ウォレットを作成」
以前ウォレットを作成したことがあってそれを使いたい場合は、「ウォレットのインポート」からシードフレーズを入力します。
今回は、初めてなので「ウォレットの作成」ボタンを押します。

内容を読んで、「同意」

パスワードを設定します

このパスワードは、今後毎回入力することになります。(パソコンを落とす度に、再度入力が必要です)

ここで説明の動画が流れます。(英語です)

見なくても大丈夫です。この記事で同じ事を説明しますので。

「秘密のバックアップフレーズ」(秘密鍵ともいう)

聞き慣れないワードだと思いますが、ここが一番大事なポイントです。

※尚、2021年5月まで、「秘密のバックアップフレーズ」は「シードフレーズ」という名称で呼ばれていました。いまでは「秘密のバックアップフレーズ」です。
名称を変更した理由は、詐欺師にうっかり教えてしまいお金を盗まれる被害が多発したからです。MetaMask公式が「secret recovery phrase」(日本語訳では「秘密のバックアップフレーズ」)という呼称に変更するというアナウンスがありました。

「秘密のバックアップフレーズ」については、ここでしっかり説明しておきます。
面倒くさいですが、ここでしっかりと理解してから先に進んで下さい。
あとから資金を失わないために。

「秘密のバックアップフレーズ」というのは、MetaMaskウォレットにアクセスするための変更不可能なマスターキーだと思って下さい。
パスワードはあとから変更できますが、シードフレーズは変更ができません。
パスワードは、限定的なアクセス権限に過ぎないと考えて下さい。
今使っているパソコンが壊れたりした場合、別のパソコンからウォレットにアクセスするためには、「秘密のバックアップフレーズ」が必要になるのです。
つまり。
「秘密のバックアップフレーズ」を無くしたら(忘れたら)永久にウォレットにアクセス出来なくなります。

そうなった場合、MetaMask公式にも、誰にも助けてあげることができません。完全に自己責任です。
そういうものです。
また、「秘密のバックアップフレーズ」が他人に知られてしまったら、あなたのウォレットが盗まれます。
中身の仮想通貨ごと、全部盗まれます。

覚えておいてほしいのは

 ・「秘密のバックアップフレーズ」は、誰にも知られてはいけない
 ・「秘密のバックアップフレーズ」は、絶対に忘れてはいけない

という2点です。

「秘密のバックアップフレーズ」を保管する方法は、例えば、
 
 ・紙に書いて金庫、貸金庫に入れて保管
 ・金属板に刻印して金庫、貸金庫に入れて保管
 ・パスワード管理ソフトで厳重にパスワードをかけて保管

などがあります。
普段は、ウォレットにパスワードでアクセスするので、「秘密のバックアップフレーズ」の存在を忘れがちです。
「秘密のバックアップフレーズ」を使うのは、そのパソコンで初めてウォレットにアクセスする時などに限られます。だから金庫に入れて置いたとしても、普段出し入れしないので問題無いのです。
ただし、紙だと火事になると燃えて焼失するのでリスクがありますので私は推奨しません。
その辺は自己責任で管理ですね……

まあ、あまり難しく考えすぎるここで手順がストップしてしまうので、ひとまずは簡単な方法でメモしておいて、あとでちゃんと保管するという手順でも大丈夫かと思います。

単語の組み合わせと順番を間違えずに保管します

「秘密のバックアップフレーズ」を確認する

ちゃんと控えたか、確認されます。
キーボードで打ち込むのではなく、単語のボタンを順番に押していきます。

間違えずに入力できたら、このような画面になります

QRが出てきます。スマホ版のアプリと連携できます。

あとで同様の設定はできるので、ここではスルーでOKです。
スマホで使うとセキュリティ上のリスクがあるので自己責任で。
基本はパソコンでの使用を推奨しています。

これで準備完了

ここまでこれば、もうMetaMaskが使える状態になっています。
お疲れ様でした!

ウォレットのアドレス

お財布には、それぞれ固有の「アドレス」がついています。
0xから始まる、長い文字列です。
どこから確認するかというと、画像の赤丸のところです。
クリックするとクリップボードにコピーされるので、メモ帳などに貼り付けてみて下さい。

確認出来ましたか?
一部伏せ字にしますが私の場合はこんな感じです。
0x2d96xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxa033
このアドレスは、他人にバレてもOKなものなので安心して下さい。

このアドレスは、自分のお財布のメールアドレスみたいなものだと思ってください。
外部からMetaMaskウォレットにお金を入れる時、このアドレス宛に送金をすることでお金を入れることができるのです。
NFTを他人から貰うときも、このアドレス宛に送って貰うことができます。
アドレスは、いつでもこのメタマスクのウォレットからコピペできるので、別途控えておく必要は特にありません。

まとめ

これで、MetaMask編は終了です。
次回は、仮想通貨取引所でイーサ(ETH)を買って、MetaMaskに送金する方法を解説します。

次回講座:第2回 仮想通貨取引所でETHを買って、MetaMaskに送金する

かねりん代表/創業者

投稿者プロフィール

Web3業界を幅広くリサーチし分析を行っている。
2017年頃から暗号資産業界に通じ、国内外でWeb3関連プロジェクト・イベント等を多数手掛ける。
各種SNS、Voicy、メールマガジン、オンラインサロン運営等を通じてWeb3に関連する情報発信を毎日行っている。

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