ArbitrumとRaribleが手を組む! NFTエコシステムの新時代
近年、NFT(非代替性トークン)の市場は急速に拡大しています。
この記事では、ArbitrumとRarible Protocolの統合に関する提案について詳しく解説します。
参考サイト:Building the Future of NFTs: The Rarible Protocol – Arbitrum Integration Proposal|sanpshot
L2ブロックチェーンとNFTマーケットプレイスのパートナーシップの事例です。
ArbitrumはDAOの側面が強いですし、Raribleはオープンソースのプロトコルを提供するとのこと。
この統合により、開発者はより簡単にNFTベースのアプリケーションを構築することができるようになります。
Rarible Protocolとは?
Rarible ProtocolはNFTベースのアプリケーションを動かすためのインデクサ・オーダーブック・SDKを提供するオープンソースのプロトコルです。
このプロトコルは NFTマーケットプレイス(http://Rarible.com)をはじめとする多くのアプリケーションで使用されています。
統合の動機
Arbitrumエコシステムは、簡単に使用できるツールやインフラが不足しているため、独立した開発者がNFTベースのアプリケーションを構築するのが難しい状況にあります。
Rarible Protocolの統合により、開発者はArbitrumを選択して新しいdappsを開発することが可能となります。
- Rarible Protocolの特徴
- – オープンソースでEVMベースのSDKとマルチチェーンインデクサを持つ
– NFTアイテムコレクション・コレクション・アクティビティ・NFTメタデータへのシームレスなアクセスを提供
– ユーザーフレンドリーなSDKでNFTの作成・販売・購入などの操作が可能
– 市場で最も高速なインデクサを持つ
統合の手順
- Arbitrum OneをRarible Protocolに統合
- Arbitrum APIの統合
- Arbitrum用のノードの準備
- Raribleのスマートコントラクトのデプロイ
- Raribleの公開APIの拡張
- RaribleのArbitrumインデクサの導入
タイムラインとコスト
統合の実施には約7週間を要し、そのうち5週間が統合フェーズとなります。
コストは合計で200,000ドル。ArbitrumとRaribleの両方のエコシステムに利益をもたらすため、コストは両者で均等に分担される予定です。
オピニオン
ArbitrumとRarible Protocolの間の強力なパートナーシップを通じて、Arbitrumのエコシステムを強化し、NFTの未来を築くための重要なステップとなるでしょう。
RaribleはNFTマーケットプレイスの一つに留まらず、公共財を提供していこうという視座の高さを感じます。
画像ソース:giggsy25 / Shutterstock.com