【完了に7日間！？】BaseチェーンからEthereumチェーンに資産を戻す方法

最近盛り上がっているfriend.techへの参入を考える中で、
「Ethereumチェーン→Baseチェーン」への資産移動の手順
は多くの記事で紹介されています。

しかし、逆に
「Baseチェーン→Ethereumチェーン」へ戻す手順
はあまり語られていませんよね。

この記事では、「Baseチェーン→Ethereumチェーン」へETHを移動する手順を紹介します。
画像付きで1STEPずつ解説します。

『バビロンの大富豪』という本の中でも
「金貨を財布から取り出すときは、金貨が財布に戻ってくる方法を考えよ」
と言われるように、投資した資産の回収方法を知っておくことはお金の基本です。

friend.techに対して様々な意見がありますが、投資目的の方も、単にアプリの体験を目的とした方も、Ethereumチェーンへの戻し方までセットでおさえておきましょう！

STEP1. Ethereumチェーンへの引出し(Withdraw)申請

①PC、またはスマホのMetamaskアプリのブラウザから「https://bridge.base.org/withdraw」へアクセスして、「Amount」の欄にEthereumチェーンへ戻したいETHの量を入力して申請します。

※この申請は1時間ほどで完了します。

ワンポイント：STEP.1で何が行われているか？: Baseチェーンのトランザクションが見れるBaseScan(https://basescan.org)で見ると、
「0x4200000000000000000000000000000000000016」
というLayer2→Layer1へ送るためのコントラクトアドレスに送金されたことが分かります。

①bridge.base.orgの左上の三をタップし、メニューから「Trans a ctions」をタップします。

②Metamaskで選択中のチェーンがBaseのままだと「Switch to L1」というボタンが表示されるので、タップしてEthereumチェーンへ切り替えます。

③「このサイトがネットワーク変更を求めています」と表示されるので、「ネットワークを切り替える」をタップします。

④「Verify」をタップします。

⑤ガス代を確認してから「確認」をタップします。

⑥「VERIFICATION IN PROGRESS(確認中)」と表示され、画面の下側に「トランザクションが送信されました」と表示されます。
「トランザクション#○○が完了しました」と表示されたら、無事完了です。

※Verifyが完了するまで7日間かかります(理由は後述)。

ワンポイント：どうして出金の確認に7日間の待ち時間が設けられているのか？: すぐにLayer1のEthereumチェーンへ送金せず、7日間のインターバルを設けています。
説明文を見ると「セキュリティの観点から待ち時間を設けている」とのこと。
過去のブリッジを狙ったハッキング事件の教訓を考慮してると考えられます。
参考記事：ブロックチェーンに潜む「ブリッジ」の脆弱性を、ハッカーが狙っている(外部サイト)

bridge.base.orgの「Trans a ctions」に再度アクセスすると「Wait 7 days(7日間待て)」と表示されます。
おとなしく待っていれば、Ethereumチェーンへ送金されます。

ワンポイント：STEP2.で何が行われているか？: Ethereumチェーンの履歴が見れるEtherscan(https://etherscan.io)で見ると、Baseのポータルサイトに対して、Ethereumチェーンへの引出し(Withdraw)を証明するトランザクションが送られていました。

「Baseチェーン→Ethereumチェーン」に戻す手順は以下の通りです：

今回「Baseチェーン→Ethereumチェーン」へ戻してみて、以下のことが分かりました：

Baseチェーンへ行く時よりもEthereumチェーンに戻ってくるときの方が手順が複雑なので、注意が必要です！

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