【MATICの裏取引?】DraftKingsとPolygonの秘密のパートナーシップ

PolygonDraftKings間の特別なステーキング関係が、業界の通常の慣習を覆す形で展開され、議論を呼んでいます。
この記事を通じて、以下の点をより深く理解することができます。

  • PolygonとDraftKingsの間の取引の詳細
  • ブロックチェーンの分散化とコミュニティ主導の合意形成の原則にどのように影響を与えたか

DraftKingsとPolygonの関係

2022年初頭、アメリカのスポーツ賭博会社DraftKingsはPolygonのネットワークバリデータとして公に合意しました。
DraftKingsは、「ブロックチェーンガバナンスに積極的な役割を果たす」ためにPolygonから直接数百万ドル相当のMATICトークンを受け取り、 同社のバリデーターが前例のない巨額の利益を上げるのを助けたといいます。
しかし、補助金を受けていたにもかかわらず、DraftKingsはバリデーターのパフォーマンスを維持できず、先月ネットワークから追い出されました。

Polygonのバリデーターの役割

Polygonのネットワークでバリデーターを務めるには責任が伴います。
彼らはプラットフォーム上でトランザクションの検証作業を行い、ネットワークは彼らの努力に報いるため、MATICを自動的に送ります。

バリデーターは、誠実な仕事をする担保としてMATICを「ステーク」します。
より多くのMATICトークンをステークすることで、より多くのMATIC報酬を得ることができます。
自分のバリデーターを持たないMATICオーナーは、自分のトークンを他のバリデーターに「委任」することができます。
ほとんどのPolygonバリデーターは、委任されたトークンから得られる報酬に対して「5%~10%」の手数料を請求しますが、DraftKingsのバリデーターは「100%」の手数料を請求しました。
DraftKingsのバリデーターに「委任」しても報酬は一切返ってこないことを意味します。

他のステーカーへの影響

Polygonネットワークは、ステーカーに対して年間で一定量しかMATIC報酬を発行しません。

PolygonからDraftKingsに委譲されたトークンの影響で、他のステーカーが得ることができる報酬を希釈しました。
DraftKingsは、なぜバリデータを機能不全に陥らせたのかは明らかではありませんが、両社の関係は2022年11月、暗号業界全体が混乱の渦中にあった頃から変化し始めたことがうかがえます。

オピニオン

Polygonが特定のバリデーターを優遇して資金提供していた疑いがオンチェーンデータより明らかになっています。
しかし、Polygonは「分散性」「透明性」よりも「企業運営による安定性」を優先していますし、取り立てて驚く事案ではないでしょう。
「中央集権 VS 非中央集権」という議論が繰り返された時期にはインパクトのあるニュースだったかもしれませんが、もはや小さな金融スキャンダル程度になっていると感じます。

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記事ソース:Polygon Gave DraftKings Multimillion-Dollar Edge in Special Staking Relationship

鈴木 康男記者/エンジニア

投稿者プロフィール

2021年にWeb3に関するテクノロジーの急伸に衝撃と強い興味関心を抱き、ブロックチェーンに関するエンジニアリングを独学で学ぶ。
コミュニティやハッカソンでのプロダクト開発や、Web3に関する発信活動も行う。

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